「こんな近かったかぁ～？」
と、エグさんが驚いた声で言った。
正月、エグさんの金沢帰省に便乗。
滞在中、すごく天気がよかったから、
エグさんの母校へ夕方のユタ散歩に出かけた。
当時は短い足がさらに短かったから、通学路、
遠く感じたんじゃない？
「アホちゃう？」（エ）
私は生まれた家と、育った家と、いまの家が、
３ｋｍの円のなかに余裕ですっぽり収まる、イッツアスモールワールド。
そ氏がいま通っている保育園には、４０年近く前に私も在籍していた。
つまり私は、そ氏のお母ちゃんであると同時に、
大大大、大先輩にあたる（笑）。
同じ道のりをずっと歩き続けているわけだから、
え、ここって、こんな近かったっけ！？
というエグさんのような感覚はない。