いつもご覧いただき、ありがとうございます😊
はじめに
今回は特別編という事で、腹腔内化学療法について書いております。
至るまでの話と実際の治療の話になります。
長編になるので読める方だけ💦
もし、腹腔内化学療法に興味のある方、腹膜播種で悩んでる方がいらっしゃれば、何か参考になれば幸いです。
ただし、私は医学の知識はありませんので、すごく上澄みのところの話です。
全身化学療法…一番多い全身へのアプローチである抗がん剤の静脈点滴では、血液経由なのでなかなか腹膜播種へは「届きにくい」という事実があります。
腹膜播種へのアタックを考えると、どうしても抗いたくなり、探して辿り着いたのが「腹腔内化学療法」です。
この事実に辿り着いたのは……
遡って…
2024年11月1日の胃全摘手術が実行できずに終わった日から、「腹膜播種 余命」「腹膜播種 治療」「腹膜播種 治験」とかで検索しまくりました。
つい最近まで、iPhoneのSafariには当時のタブが残ってました。
この「胃が取れなかった」と説明を聞いたのが、手術から4日以上空いてのことでした。
この空白時間も検索する時間がたくさんあった背景です。
当然、いい話はなにも落ちてなくて。大体12ヶ月〜14ヶ月の余命中央値、延命療法がメイン、緩和ケアも検討 みたいな感じのところ、過去の知見の話やら、腹膜播種の説明などを辿るとT大に辿り着きました。
そしてメールを送ったのが11月3日。
セカンドオピニオンをどう受ければいいのか、主治医にはどう伝えるのかなど、不明や不安な点はあったものの、「まず問い合わせる」事ができたのです。
そのメールに返信してくれたのが、今もお世話になり、今回の手術後もほぼ毎日来ていただいてたT大のI先生でした。
腹腔内化学療法では有名な先生なので、イニシャルだけでわかる方もいらっしゃるかもしれません。
N医大で悶々…転院の決意
先述のように、腹膜播種を調べながらも、無為な入院を続けていたのもあり、結局10月2日に癌を見つけてもらったのに、既に1ヶ月半近く「無治療」「放置」というのが焦りとなっていました。
主治医の外科准教授から術後7日も経ってからの改めての説明では、内科への引き継ぎと「延命のための化学療法」のみ。
「治る」ということを諦めなさい!
という宣告に私には聞こえました。
内科の診察が11月12日。
ところが外科からの情報があまりにも少なく、手術の時の画像も動画もなく、PDFの印刷物しかないという不信のオンパレード。
同じ病院なのにです。
内科の教授も苦笑いでした。
この外科准教授の説明不精、レスポンスと段取りの悪さが生理的に合わなかったのと、胃を切らなかった患者には興味も焦りもないんだな と痛感した事が、転院を決断させた大きな理由です。
今では逆に感謝です😄
中途半端に「信頼に足る医師」に見えてたら、転院の決意は鈍ったと思いますから。
ただ、今も診察や手術を委ねている患者さんがいると思うとそれは不憫でなりません。
愚痴はこのぐらいにして…
幸いにも、内科の教授は親身で説明も論理的でわかりやすく説明してくれる先生でした。
初めからこの先生なら少し違ったかな。内科だけど。
診察後は、外科からの情報が少なすぎて、また改めての胃カメラ。
と詳細な血液検査。
その結果、化学療法はSOX療法と呼ばれる、オキサリプラチンとエスワンタイホウのセットとの事。
血液検査の詳細は後日。
11月26日に診察及び化学療法の始まりです。
診察までに受付から2時間半。
診察終えて、化学療法室(ケモ室)に入るまでにちょっとしたe-ラーニングを受け、さらに約1時間半待ち。
流石にお金持ち系の病院だけあって、ケモ室の装備はなかなかなもの。
1人用電動リクライニングソファに昇降式のちょっと良いテーブル。そしてモニターディスプレイ。
もちろん飲食も自由。
ソファに座ってバイタル取って、始まるまでにまた小一時間。
やっと点滴始まって終わる頃には19時前。
病院の薬剤局もシャッターが降りてる状態で個別での対応。
これを3週に1回やるのかぁというダルさと、早速感じたオキサリプラチンの副作用。
外は雨で11月下旬にしては寒い日でした。
傘を持つ手も冷え冷えで、雨が当たると冷たいというよりも痛い感じ。
帰りに寄ったラーメン店のお冷も持つのも飲むのも痛い感じでした。
会社の私傷病特別休暇を取って1ヶ月。
無治療だった焦り、化学療法が始まった安心感 もあり、会社の同僚と会う約束を3日後にしたのですが、その3日後がエグいぐらいのダルさと吐き気。
嘔吐はしなかったものの、吐き気は治らず、身体に力は入らず。
治療当日のダルさに加えて、数日後に起こるこの副作用。
同僚との約束も果たせず、治療中の病人感。
一気にメンタルが凹みました。
やっぱり、ステージⅣってこんな感じなんや💧😣
新種のツチノコ発見⁉️
特別編その2につづく
