「最強のふたり」(Intouchables) | RIVERのブログ

「最強のふたり」(Intouchables)


「最強のふたり」は、首から下が麻痺した富裕層の初老の紳士と、

ひょんなことからこの紳士の身の回りの世話をすることになった

“スラム”で暮らすアフリカ系移民の青年の二人の心の交流の物語であり、

エリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュの二人の監督が共同で、

フランス社会の両極端に位置する二人の実話を脚色し、脚本も手掛けて

制作した2011年のフランス映画。



「空気を読む=周囲に“合わせる”」ことを共同生活の知恵とすると

迎合して生きる必要性を全く感じることが無く、

周囲の空気を読むことをすることがない若者ドリスの生き方は、

健常者と同等以上の頭脳を持ちながら、健常者とは全く違う世界に生きる

主人公の紳士フィリップにとって、ドリスの常識を気にしない自由なふるまいが

ある意味日頃の鬱憤を晴らすカタルシスの役割であり、

日々を生き抜く決意の起爆剤のような役割を果たしているように思われる。



時にマリファナを吸い、

時に公道を猛スピードで疾走する二人。



一般的には社会の勝利者として分類されることのない二人の

世間の常識の枠にはまらない生き方が個人を解放する。









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