『上海ルージュ』(「揺啊揺!揺到外婆橋」、「Shanghai Triad」) | RIVERのブログ

『上海ルージュ』(「揺啊揺!揺到外婆橋」、「Shanghai Triad」)


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紅いコーリャン 』完成から8年後、本作『上海ルージュ』

(原題:「揺啊揺!揺到外婆橋」、英題「Shanghai Triad」)は、

紅いコーリャン 』でデビューした女優 鞏 俐(コン・リー)

主演に迎え、後に「ずっとあなたを愛している」を製作する

イヴ・マーミオンが製作者に加わった1995年の

フランス/中華人民共和国合作張 芸謀(チャン・イーモウ)作品。


鞏 俐(コン・リー)演じる歌姫小金宝(チンパオ)は、上海の裏社会を

牛耳るボスの愛人として、地方の田舎出身の影を微塵も見せず、

華やかなショービジネスの世界で華麗に生きている。


本作は、そのチンパオの身の回りの世話をやく目的で田舎から

出てきた木訥な少年水生(シュイション)の目を通して

中国最大の都市として発展し、

ナイトクラブ ・ショービジネスが繁栄した1930年の

上海裏社会生きた人々の抗争の姿を描いている。


原題の揺啊揺!揺到外婆橋」は上海から離れ、

僅か一家族が住む小島にボスとその用心棒たちと逃れたチンパオが

田舎に住んでいた子供時代を想って水生(シュイション)に歌った、

舟に乗って外祖母の家に行くという童謡、

「漕いで漕いで、おばあちゃんの橋のところまで行った」

から引用されている。


貧しい日々の生活の中で、人生を懸命に生きている地方、

経済的には恵まれているが、富・競争に疲弊している都会、

今回の作品は大都市上海を舞台とし、

海外からの制作者が加わった事で、

張 芸謀(チャン・イーモウ)の作品にしては

独特の土着性がやや損なわれ、より普遍的な作品に

仕上がっていた感はあるが、

赤、黄、黒、モノトーンを強調した作品全体の色彩、

彩度の中に、張 芸謀(チャン・イーモウ)の個性が生きていた。




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