ザパシフィック 最終章 | RIVERのブログ

ザパシフィック 最終章


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歴史に学べという事であろう。


製作総指揮を務めたトム・ハンクス、スティーヴン・スピルバーグ達の

手による、太平洋戦争を戦い幸いにして生き残った元海兵隊員達の

手記インタビューを基に、200億円という莫大な制作費を注ぎ込んだ

本シリーズに、

人間が人間を殺す戦争の最前線の実態を“忠実”に再現する事で、

映像という視覚的に判りやすい媒体を通して、

戦争の実態を疑似体験させる意図を感じた。



家族の住む街が爆撃を受けた事もなく、今日の食事に困ることもない

豊かな米国に戻る、生き残った兵士達。

瓦礫の山も、闇市もなく、飢えることのない豊かな国に戻った兵士達の

姿は、戦争で蝕まれた心は別として、

まったく違う世界の出来事のように感じられた。



相手を理解し、行動の裏にある心を想像する力、

武力を行使する前に、武力を行使する事による結果を

見極める想像力。

パシフィックから少し離れるが、現在、世界でもっとも人口が多く、

日々発展している中国、

親日家や日系企業で経験を積み共栄関係を築こうとしている中国の人も

いるなかで、数で言えば取るに足らない極く一部の人々が騒いでいるデモを

大きく取り上げるマスコミの映像には危惧を覚える。



国と国の利害問題は永遠に無くなる事はないが、

過去の苦い経験を生かし、“想像力”“知力”を駆使した

「win win」の外交力こそが、今もっとも重要視されるべき国の力。

本日、クリントン国務大臣が尖閣諸島問題に対して米国の意見を

述べたように、独り相撲ではなく広く世界に自国の立場を

理解させることが、

先の戦争での失敗から学んだ事ともいえる。



パシフィック最終章では、多くの敵兵を殺戮し、米国兵の死に様をみてきた

ユージン・スレッジ(後に心が癒され生物学の教授となる)が戦争の後遺症に

悩む日々をおくる中で、手にした花(マーガレット?)を太陽にかざして

花弁からそそぎ込む陽の光を下からのぞきこむカットが印象的であった。



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