ライ・クーダー、 ロスト・イン・トランスレーション | RIVERのブログ

ライ・クーダー、 ロスト・イン・トランスレーション

最近偶然出会った1988年のライ・クーダーの
サントリーウイスキー・コマーシャル
ライ・クーダーのボトルネック・ギターで生まれる
グラス表面の同心円状のさざなみは秀逸。



これを見て思い出したのが
若い頃に滞在した東京を舞台にし、
異国の街で心の寂寥を補完しあう男女の姿を描いた
ソフィア・コッポラ監督の2003年の作品
ロスト・イン・ジェネレーション。


ビル・マーレイ演じる米国の映画俳優ボブ・ハリスは
サントリーウイスキーのコマーシャルの撮影を目的に
言葉も文化も異なる日本に来日したが、母国にいる妻とは
時差の関係もあり、あまりうまくコミュニケーションできず、
言葉や文化の壁から孤独感を深めていた。


そんなときに出会ったのが、夫の仕事で日本についてきていたが
同じく異国の地で寂しさを感じていた新妻のシャーロット。
シャーロットを演じたのは今年トニー賞の演劇主演女優賞を受賞し、
当時19歳だったスカーレット・ヨハンソン。
同じ年に公開された「真珠の首飾りの少女」でのヒロイン役と同じく
悩める“透明な心”を独特の笑顔で魅せていた。


リドリー・スコットは、ブレードランナーやブラックレインで
異文化を象徴する対象として歌舞伎町のネオンや、大阪の雑踏を
独自の感性で映像化していたが、ソフィア・コッポラ監督は
東京や京都の景色を心の象徴として描いていた。