昨日も今日も明日も続く、日常


お洒落で有名なレストランでもなく、ハイエンドな子供のplay parkでもなく、人に共有したいインスタ映えするものでもない、本当にただの普段着と、安物のマミーポコのおむつの息子、と奥さん


道の真ん中にあるマンホールが気になる


具体的には、マンホールの窪みに溜まっている砂が気になる


暗くなってしまった帰り道

最近の携帯は、カメラ性能が上がったため、

こんな何気ない日常さえ、ドラマティックに映えて撮ってくれる ありがたや


疲れない生き方

暗闇だからこそ見える、飾らない明かり

明かり自身は、自分の美しさに気づかない

明かりに意思はなく、主張もなく、ただ存在するだけ

承認してほしいとも、気づいて欲しいとも思わず、気づかれなければ、気づかれなくていい

一見、弱々しく見えるものの、淡い明かりは、ただの一度も消えた事はない

その存在こそ、明かりそのものであり、カメラではその断片のみしか残せず、唯一、ひとの記憶の中だけでは完全に残すことが許される存在 その儚く淡く朧げな存在


素朴で、ただ存在する日常を インスタなどに投稿する特別なネタも、映える見た目もない ただの瞬間の切り取り カメラでは破片だけしか残せない 触れた本人たちの心にだけ永遠に存在する 暖かで柔らかな明かり 暗闇の中だけで確認でき 光の中では眩しすぎて消えてしまうもの


言葉や定義ではなく、その感覚、存在自体が愛おしいと思う


もう帰りましょう