美味しそうな鳥 動きも遅いし、地面にいるから、期待してしまう(あの食べていいすか

 

横浜で生まれ育って19歳、

東京の大学で、東京で働いて29歳、

会社都合でニューヨークに異動して、そのままアメリカで働いて38歳、

結婚と子育てで日本に戻って、妻と息子と共に台湾へ40歳

 

国とか、人とか、文化とか、言葉とか、違うけど、でもひとの子はひとの子だから、同じで、

でも、動植物は、海を越えると、そこにしかいない生き物がそこにいて、たまに全く新しい個体に出会うことがある

いつも出会いは突然で、まず彼らの目からこちらの目が離せなくなる おとなしいのか、動きが早いのか、攻撃的なのか、保守的なのか

動きを観察し、こちらの警戒は解かず、どの間合いまでOKなのか そんな未知の生き物と、本能で距離を探り合う ここまで近づいていいすか

 

お互いしゃべれないし、笑わないし、気遣いもしないし、直接関わることもない でも、この瞬間、間違いなく2023年6月15日のこの時間に、地球上で目を見合っているのは事実だから その事実だけ、何も記録や、いずれ記憶にも残らなくなるかもしれないけど、将来覚えていないかもしれないこの瞬間にこそ愛しい価値を感じるのであります