先日も触れましたが、2022年度はMTBを始めようと思います。正確にはMTB "も" 始めよう…ですかね。
ロードバイク(ロードレース)に飽きたと言うことではないのですが、自転車と言う趣味の幅を少し広げてみようかな…と言うのがその主な理由です。もともと考えていたんですよね、MTBで楽しむ自転車生活を。今回は、そのスタート時期を少し早めに、ロードバイクとオーバーラップさせて始めようという話しです。
■ 何を選んだら良いのか分からない。
どのバイクが良いかなぁーとさらっと調べ始めただけで、MTBと簡単に片付けられないことにすぐに気付きます。カテゴリーがたくさんあって、それぞれに特徴があるようなのですよ。まとめるとMTBですが、その中には多数の(特徴がオーバーラップする部分はあるにせよ)全く違ったバイクの集合体である…といった印象を受けます。これは自分がMTBでやりたいことをある程度明確化して(少なくとも方向性は決めて)挑まないと、後々痛い目を見そうな感じがします(やっぱあっちのバイクの方が良かったな…的な)。
■ 各カテゴリー(バイク)の特徴すら分からないので調べる。
なので、ザクっとMTBのカテゴリーを調べてみた。個人的にざっくりとカテゴライズするとこんな感じかな?と。
・ ダウンヒル:
下りのみで、上りは考えていない。ハイスピードで凸凹斜面を下るのでフロントサスペンションのストロークが大きい(200mm超)。
・ エンデューロ:
言葉から耐久走=ロングライド用か?と思ったけれどもそうではないらしい。上りも下りもあるけれどもタイムを競うのは下りのみで、途中にある上り区間は制限時間内に走り切れば良いだけ…というある意味移動区間的な意味合いが強いらしい。その様な競技特性ゆえに下りでの性能を重視してるとはいえ、時間内に移動しなければいけない上りもあるので、万能的な走行性能を求められているカテゴリーと言える…らしいです。
・ クロスカントリー:
少し長めな距離を走り、上りも下りもこなすタイムレース。木の根などがある凸凹路面の上り下りをいかに早く走り切ることが出来るかを競う種目ゆえに、走破性が高くてかつ軽量である…という特徴がある。
・ トレイル:
上記三つはレース向けなカテゴリーだけれども、これはレースではなく "楽しむ" 向けなカテゴリーとのこと。とはいえ別に性能的にワンランク下って訳でも無いみたいで、これで各種レースに出ても基本的には問題ないんですと。このカテゴリーは、読んで字のごとく "山道を楽しく走る" ためのバイクとのことで、特徴としては万能タイプ。特殊性能(ハイスピードで凸凹路面を下る為の性能など)はなくとも、どんな状況の道でも走破出来るオールラウンド的な性能を有している…ってな感じでしょうか。
■ 自分がMTBでやりたい事はどんなこと?
各カテゴリーのバイクがどんな感じなのか?が掴めたところで、肝心の "自分がMTBでやりたいこと" はなにか?を詰めていきたいと思い、考えました。と言っても、もう頭の中にはやりたいことは思い浮かんでいて、それが以下の二点。
・ 山に入って景色の良いところでドリップコーヒーを淹れて、優雅な時間を楽しみたい。
なんか良くないですか?元々コーヒーをドリップして飲むの好きだし、山に入って行って景色の良いところで飲んだらさらに美味しいんじゃないかと。まだ若い頃にオフロードバイクで北海道の山の中をそんなことしながらツーリングしてた事もあったので、その自転車版って感じで。最近入手したドローンでそんな風景を空撮したりして…って考えたらとても楽しくなってくる。
・ SDA王滝100kmを完走してみたい。
いきなりオフロードの100kmは無理かもしれないので、これは後々達成したいな~と思っていること(最初は42kmかな?)。現時点では完走することが目的で、タイムレース的な部分は求めていない(いまのところは…)。
乗り始めてもいない現時点で考えてることはコレ。やり始めたらきっとアレもしたいコレもしたいとなりかねないけれども、その時はその時で考える。
■ 自分のやりたい事に合ってるMTB(カテゴリー)はどれ?
結論から言うと、クロスカントリーバイクかな?と思っています。
"オールラウンドな性能を有していること" と "軽量性" の二点がその理由です。上りも下りもこなさなきゃならない用途でMTBを使うので、特化した性能を有したバイクではなく "オールラウンドな性能" が必要だし、コーヒーを飲みに行く際も山を上るし、SDA王滝も結構キビシイ上りがあると聞きます。その点において "軽量性" も重要かと。
ただ、ロードバイクのように "もっと強くなりたい" という志向性をもってMTBに乗る訳ではないので、ある程度の…と言う条件もココには追加されます。つまりは、ハイエンドな軽量カーボンバイクよりもそこそこ軽いミドルクラスのアルミバイクを選ぶ可能性が大な訳です。
■ もう一つの問題… ハードテイル?フルサス?問題
だいたいの方向性が自分の中で決まって来ましたが、なかなか決めきれない問題が一つあります。それは、ハードテイルかフルサスか問題。バイクコントロールスキル向上の為のバイク…という面で言うとハードテイルが良いという意見が多い。軽量性という面でもそう。金額面でもハードテイルにメリットが出る。でも、快適性や安全性を考えるとフルサスの方が良いらしい。リアショックの恩恵は想像以上に大きいらしく、特に下り区間でのハードテイルとフルサスの差はかなり大きく、人によっては "雲泥の差" と言わしめる程らしい。下りが休みポイントになるかならないかの違いは、個人的に大きいと思う。あとライダーのテクニックの無さを機材がサポートしてくれると言った安全面でのメリットも魅力(フルサスだから安全って単純な事ではないのだけれども)。これは、まだまだ迷いそう…です。
■ 予算は?
幾らでも出せるよ~って訳はないので、私の残高とご相談をします。言ってしまえば "ロードバイクの息抜き的なイメージで使用するバイクを追加で購入する" ってことなので、正直そんなにお金はかけたくない。でも、エントリーグレード的な比較的安価なバイクを購入して、ある程度めり込んで来る…MTBにおもしろみを感じる…ようになったとしたら、きっと機材的に不満を覚えてしまうのではないかと思われる。とすれば、ハイエンドバイクは不要なれど、この位のグレードなら大丈夫でしょう!と言える程度のバイクを購入しておいた方が、後々後悔しないのではないかと思う訳です。ロードバイクに置き換えて言うと、105組みのミドルクラスカーボンバイク的な感じ?となると…出せる金額的には、30万円位に収めたい。
■ 候補となるMTB機材をピックアップ
30万円位の予算で手が届くクロスカントリーMTBとなると、結構絞られます。ハードテイルならカーボンフレームのモノが選択肢として挙がって来たりしますが、フルサスとなるとアルミフレームのモノが少々ピックアップ出来たりするくらい。カーボンフレームではほぼ壊滅状態です。
TREK SuperCaliber
スタイルはとても好みなのですが、いかんせん大幅予算オーバー(車両価格:617,100円)ゆえに泣く泣く選考漏れ。ショップスタッフからはハードテイルとフルサスの中間的な位置づけのバイクです…と説明される。その辺の位置づけだから私の用途的には大丈夫なのか?などは正直分からない。とは言え、金額的には "大丈夫ではない" ので、その辺の検証はしていない。
CANYON LUX
TREK SuperCaliberと同系統のスタイル。ゆえにコレも大好き。やっぱりバイクはカッコ良いと思えないとなかなか気持ちが高まらない。それで言うとこれらのバイクはホント大好物で気分アゲアゲになる。車体価格が329,000円からあるので、金額的にはまあまあ範疇に入ります。ロードバイクでもそうだったけど、価格に対してのパーツが釣り合ってないですよね、CANYONは(ポジティブな意見です)。気持ち的にはこれに決めちゃっても良いかな?と思った車体でした。…でした…?(意味深い)
GIANT ANTHEM
機械好きなオヤジとしては、いかにも!って見た目のコレも好き(結局なんでも好き!ってことでも無いんです)。金額面でいったらとりあえず見ておくべきGIANTのバイク。ショップスタッフ的には全然候補に入れてOKなバイクだと。しかも、330,000円とお値段も問題ない。アルミフレームだけれども、車重が12.2kgと素人目にではあるけれども、そんなにクソ重いという訳でもないと思う。前述のTREK SuperCaliber 9.7が11.5kg、CANYON LUXは 12.1kg(共にフレームサイズ不明)です、カーボンフレームで。なら、アルミフレームでもこの車重なら、私の用途的には全く問題にならない。何故だかロードバイクではGIANTには乗りたくないなぁ…と思ってしまうけれども、MTBでは全くそうは思わない。何故だか知らないけれども、そんな事はどうでも良いか…。
■ どこで買う?金額的メリット以外のメリットも大事。
CANYONは通販、それ以外は実店舗で…となります。そこで考えますよね。自分自身のMTBについての知識やメンテナンス技術は皆無に等しいし、購入後にトレイルに入るって言っても、何処にどんな道があるのか?的なことも良く知らない。その辺については、やはりショップのお世話になることが多いと思う。そんな状況なのにも関わらず、通販のCANYONを買うのは、今後のショップとのお付き合いに支障があると思うので、避けた方が良いのかな?と思ってしまうし、MTBに長けたショップとの付き合いを重要視した方が良いと思う。となると…ココなのかな?という店舗があるので、現時点ではそのショップで購入する方向で検討中。きっと使い方が(ロードバイクと比べて)激しいので、メンテナンスや修理等で持ち込むことが多くなると思うんですよね。そう言った面でも、ショップ選びは大切だと思う。そこはいままでの付き合いも重要だけど、それよりも優先順位は高いと個人的には思うところです。
■ コロナ渦下のいま…入手が難しい
もうそろそろ2022年モデルが各社から発表される時期になりましたので、私のMTB入手計画は2022年モデルで実行される可能性が大きい。と言うよりも、2021モデルの入手が非常に難しい。ご存じSHIMANO製品の供給が滞っている件も含めて、とってもキビシイ状況です。現に上記のGIANT ANTHEMはメーカー完売だし、TREK SuperCaliberはいまオーダー入れると、PC上での納期は2022年の年末になっているらしい。上記候補バイク(やそれ以外でも)の2022年モデルが発表されたらすぐにオーダー入れられるように、諸々の決定条件は決めておかないと…って感じですかね。
今回ブログにアップする為のまとめ作業で、概ねの方向性や欲しい性能について考えがまとめる事が出来ました。現状で出来ることはそん事くらいで、あとは各メーカーの2022年モデルの発表を待ってどれするか決めるだけです。某メーカーは7月後半から8月初頭くらいに発表があるとかないとか…。それを楽しみに待つことにしましょう。