愛しい3の日を君に贈る -12ページ目

愛しい3の日を君に贈る

この人生を命ある限り届けたい。

仮病の原因は分からない

軽い…心の風邪のようだったのかもしれない


おじいちゃんやお父さん、お母さんは、退院したことに安堵し

風邪を引いた時のようにまだ優しかった


久しぶりに学校に行く日


いつものランドセルは、どこか重々しく

勝手に心配という注目を期待していた


『みんな…私のこと心配してくれているかな。』


知ってか知らずかみんなはどこかよそよそしくて

入院のことを触れる友達は一人もいなかった

親友でさえ、身体のことは気にかけてくれる言葉はなかった

昼休みになっても話してくれない

振り向くと誰かと話をしていて


「この間まで一緒にいたやん何でなん…。」


ヒトリだけこの世界に取り残されたような気持ちになった


いつもの学校

いつもの教室

いつもの友達

は…変わってしまっていた


心がきゅっと悲しくなって

恥じらいもなく廊下で声を出して泣き続けていた



その後、どうだったのかは覚えていない



むしろ変わらない毎日はない

世界は、そう簡単に自分の思い通りになんてならない



ただ、そんな現実を招いたのは他の誰でも無く自分だということ

時間の儚さの大切さとともに学んだ