名前を聞いただけで正気で帰れる気がしないワークショップに速攻申し込みました!
いつも超入門クラスや、発表会クラスでお世話になっているアブダッラー先生が大好きなトランスリズムについて、文化やリズムの説明、やり方などを教えてくださるということで、勇気を出して申し込みました。
速攻申込んだのに、勇気がいるってどういうこと?!と思いますが
だって
トランスですよ?
陶酔ですよ
我を忘れるわけですよ
自分がどうなってしまうのか未知ですよ?
勇気いるでしょー!!!
でも、まずは体験です。
そして、楽しみにしていた今日!
入門クラスも受けて玉砕後、ボロボロの精神状態でランチへ。(笑)
トランスリズムWSでは、まずは文化の説明や使う楽器などについて映像を見ながら学びました。
ただ叩くだけでなく、どんな理由があってと知るのはとても大切ですね!
そして、いよいよトランスリズムの始まり始まり。
みんなで輪になって1時間目をつむって叩き続けました。
途中色んなことを考えました。
・ドンとパをしっかり、とかテクニックのことが気になる
・これからどれだけの時間こうしていなきゃいけないんだろう
・疲れた
・なんでこんなことしてるんだろう
・大丈夫そうだ
・過去に起きた出来事やらを思い出す
・身体が揺れているような気がしてくる
・なぜだか何かの解決策とかを考えたくなる
・どうでもよくなる
・そして途中ふわりと落ちそうになる
・眠くなる
これの繰り返しで気づいたら1時間!
先生が1時間経ちましたって言った時
まぁ、それなりは叩いただろうけど1時間とは思いませんでした。早かったと言うには早くはないけど、1時間よりもずっと短い時間に感じました。
トランス中に、考えていた過去のことで一番印象に残っているのが、
学生時代の夏合宿のこと。
そう、ボックスです。
ボックスとは、社交ダンスのワルツの音楽に合わせて決められた1つのステップを4回繰り返す、それを延々と続ける。四角く動くのでボックスと言います。
これは、学生競技ダンサーなら誰もが通らなければならないダンス人生の関所です。
これを乗り切れないと部活にい続けることが出来ないし、合宿にはどこの大学も必ずあるトレーニングなので逃げられません。
恐怖でしかないあの時間。。。
真夏の体育館で
1時間水分補給もせず
ヒールを履いて
ホールドを崩さず
いちにーさーーーん!!と声を張り上げて
ボックスを続ける。
倒れる子もたまにいるくらいハードなのですが、何故か私は倒れたことがありません。
先輩が教えてくれたのですが
本当にキツイから、早めに意識を飛ばして無になれ!と。
それで乗り切れたんだと思います。
トランス中覚えていることは
・最初の何曲かはまだこれから何曲あるんだと時計を見る
・時計を見ると虚しくなるから動きの精度に気をつかう
・疲れてやめたくなる
・やめられないから声を張り上げて気合をいれる
・意外と大丈夫かも、いくらでもいける
・ぼーっとして自分が人形になった気持ちになる
・辛い、また時間のことを気にしだす
の繰り返しで終わったらなんだかふわっとしています。
現実に戻されることも沢山あって
・泣き出す子が出て
・後輩を励ましたりしているうちに何故か自分も泣きたくなる
・おねいちゃんだから泣かない!
・ていうか、私も辛いんだけど!!!
とかそういう時はだいたい人が影響しています。
責任感とか、逆に依存感とかがあると泣きたくなって、自分だけしか頼れないみたいなゾーンに入ると意外と大丈夫だったりしますが、そんな余裕はありません。あと泣くと呼吸が苦しくなるので嘘でも笑うようになります。
今思うと、あれは完全にトランスでした。
アブダッラー先生が言っていたことが全て頷けるくらい、私はダンスである意味トランスムーブをしていました。
もう一生やりたくない!!!!
なので、これから、音楽のトランスリズムを楽しみたいと思います。
競技ダンスの部の方には、ぜひトランスリズムをお勧めします。