主役には人気モデルの鈴木えみを起用

携帯電話のコンテンツとして、着うたやゲームに続く「主役」の一つとして注目されるのが動画だ。

　第３世代携帯が普及し、４月には移動体向けの地上デジタル放送「ワンセグ」も始まる。そこで、携帯の特性に合わせた映像コンテンツを配信するビジネスが本格的に動き出している。

　東京・目黒の高級住宅街の一軒家に本社を構えるモブキャストは、業界屈指のプロデューサーらが製作した完全オリジナルのショートシネマやゲームを提供して注目されているベンチャー企業だ。

　最近の作品は、心に傷を持つ女性の微妙な心理を繊細なタッチで描く連続ショートシネマ「バードコール」（井上春生監督）。ａｕ（ＫＤＤＩ）のＥＺチャンネルで有料配信（月額３１５円）されている。主役には人気モデルの鈴木えみを起用し、主題歌は辛島美登里が歌う。