日本にいた時から、長くいろんな剣術をやってきたのだが、台湾で指導しようという気はあまりなかった。
だが、面白い道具を入手したので、これを機に剣術道場を開くことにした。
刀と同じ重さがあり、固さもあるのだが、相手を打っても怪我をしにくいというもの。
これがあれば、中国剣術でも日本剣術でも西洋剣術でも、どんなジャンルの剣術でも、実際に試合をすることができる。
海外には、似たようなものがあったが、軽くてとても技法を繰り出すということができる代物ではなかった。
術技には、それなりの重さが必要なので、この道具を使って交流試合に出た時に、試合を目的とした剣術の道場を開こうと決めた次第である。
道場を開いて2カ月。道場破りとか、変わった人が多く来ては去っていくが、徐々に自由な剣の試合に魅了される人が出てきているので、これから台湾で発展させていきたい。
ただ、私は剣もやるが、最も得意とするのは杖であり、いずれは杖で試合のできる武術団体を設立することを考えているので、まずは剣術で認知されながら、最終的な目標に進んでいきたい。