僕は、料理の世界で生きているが、毎日頭に来ることがある。
それは、喫煙者の料理人が料理をえらそうに語ることである。
喫煙者の方には申し訳ないが、僕は喫煙者の方が作る料理というのは真剣にやっていないと考えている。
なぜならば、喫煙すると嗅覚と味覚がすごく鈍る。
そして、口も臭いし体も臭いし、何よりも指が臭い。
手を洗っても、喫煙者の指は臭い。
その臭い指で料理を作ったり、味もにおいもわからないコンディションで作っていることに平然としていられる感性が、僕はもともと好きではないのだ。
そういった前提があるので、喫煙者の料理人が偉そうに料理を語るとそれだけで頭にくる。
喫煙者と僕との考え方は、このように相容れないものがあるが、スポーツや料理で生きている人は、喫煙はご法度とすべきではないだろうかと毎日思うのである。