太極拳も本格的に習うようになり、結構月日が経ってきた。
套路を何気なくやっていただけなのだが、今日老師から本当の意味を少し教えてもらうことができた。
骨盤の使い方に秘訣がある。
これを意識しないで練習していると、套路の意味がわかっても自分の体に変化を起こすいわゆる鍛錬にはつながらない。
武術の本質に迫っていくと、必ずここに行きつく。
重みのある攻撃をするためには必要不可欠なことだが、この意味合いがわかるまで相当時間がかかるし、教えてくれる人も少ない。
何年もかけてやっていくしかないのだが、これがわからないと残念ながらせっかくの套路の30パーセントも理解できずにやっているのではないだろうかと、今日感じた次第である。
意拳でも、体の使い方の本質に迫るには長く時間がかかるが、太極拳の方がもしかしたら近道かもしれないと感じた。
太極拳をヒントにほかの武術を追求するのも悪くないかもしれない。