緊張した時に、掌に人という字を書いて飲み込むと、緊張が取れて落ち着く。
そのおまじないをやった人は多いと思う。
僕は、そのおまじないから、なぜそのような効果があるのだろうと言う疑問を持った。
このおまじないは、潜在意識に作用させる一つの暗示効果であり、もっとより強く効果的な技法へとつなげられるのではないかと考えた。
人は精いっぱい努力しても報われないこともある。
だが、その前段の精いっぱいの努力すらできないが、一歩でも前に踏み出したいと願う人にはどう答えればいいか。
こういう人は、現状を変えたくないと望む潜在意識に捉われているために、望むとおりに行動ができない。
よって、潜在意識に働きかける暗示をかければ本人の望むとおりに行動できる。
説明すると簡単なことだが、その暗示をかけるのがなかなか難しい。
そのために、僕はオリジナルの暗示効果が高く暗示をかけやすい技法を確立した。
催眠療法を使うカウンセラーならば、対話から潜在意識に影響を与えて、依頼者の望む方向へと導く。
僕は、対話に加えて、自己暗示を継続してできる技法が効果的と考えていた。
そうして確立したのが、筆跡を加えた自己暗示だ。
結論として何ができるのかと言うと、たとえば性格を改善したいとか、目標を達成したいが努力ができないとか、習慣を改善したいといったことを望む人の改善を図ることができる。
催眠と言うと胡散臭く感じる人もいると思うが、一昔前にあったような紐に吊るしたコインを見つめさせて、体を動かなくさせたりするようなものではない。
僕は基本的には占いを基盤としているが、性格や習慣を改善したいと言う悩みを持っていて本人が望む場合に限り、自己暗示の技法も提案している。