ステレオタイプ | 宅男の台湾日記

宅男の台湾日記

 台湾に移住した津軽衆の宅男(中国語でオタクのことを宅男と呼ぶ)です。
 武術、読書に関しての宅男ですが、雪国津軽で育った僕には、南国台湾の風がとても暖かく感じます。
 台湾で思ったことや出来事など、駄文で綴っていきます。
 

 よく、〇〇だから〇〇だ、という俗説を真実のように信じている人がいる。

 これは、物事を間違った方向へ進ませる考え方につながりやすい。

 些細なことに対してのステレオタイプならいい。

 たとえば、僕は青森出身だから酒飲みだろうとよく言われたが、これを言ってきた人は典型的なステレオタイプの一例だ。

 僕は青森出身だが、別に酒飲みではない。

 つまり、間違った答えを青森出身だからということだけで勝手に断定しているということになる。

 こんなのは、別に害がないからいいが、断定するようになると問題が起こりやすい。

 ステレオタイプの考え方に捉われていると、仕事はよく失敗する。

 僕自身の職場において起きた経験で申し訳ないが例を一つあげる。

 嘘をついていれば会話中に動揺して足が震えるという例をあげてみる。

 嘘をつけば動揺して足が震えることもある。

 だが、それはすべてではない。

 動揺していても足は震えるし、極度の緊張から足が震える人もいる。

 つまり、嘘をついていなくても足が震える理由はあるということだ。

 ステレオタイプの根拠で断定する人は失敗してばかりだった。

 よって、一つの特徴で断定するステレオタイプの考え方は、真実を曇らせると僕は思う。

 以前の職場は、ステレオタイプが実に多かった。

 僕はそういった人の失敗例をよく分析して、自分と部下にはそういった失敗を起こさせないようによく教訓としていた。

 要は、小さな痕跡一つだけで、すべてを断定するのは間違いを生むということである。

 これは、占いにも人生にも当てはまることだ。