苦手な練習 | 宅男の台湾日記

宅男の台湾日記

 台湾に移住した津軽衆の宅男(中国語でオタクのことを宅男と呼ぶ)です。
 武術、読書に関しての宅男ですが、雪国津軽で育った僕には、南国台湾の風がとても暖かく感じます。
 台湾で思ったことや出来事など、駄文で綴っていきます。
 

 八極拳にも顔面を狙って蹴る上段蹴りの技がある。

 八極拳の実戦では、上段蹴りは滅多に使わないそうだが、ちゃんと身につけるように言われている。

 僕は、上段蹴りが苦手なので、稽古中よく師匠に指摘される。

 もう十年以上顔面蹴りを使わない武術の稽古をしていたので、上段蹴りの技術はかなり錆びついた。

 金的(金玉)を攻撃していいルールの組手をやっていたため、上段蹴りを使うことがなくなっていたのだ。

 足を高く蹴りあげると、金的ががら空きになる。

 金的ががら空きになったところを狙って蹴ると、相手は苦痛で簡単に倒れる。

 つまり、上段蹴りを出すのは命取りになる。

 そのため、金的を守る独特の歩法で動き、上段蹴りを捨てた戦い方が身に付いた。

 だが、師匠から蹴り技を何種類か習い、苦手な技を最優先で克服して習得するように言われたため、上段蹴りを毎日練習している。

 上段蹴りで一番苦手な技は、この動画で紹介している蹴り方で、空手では内回し蹴りという名前の技だ。

 八極拳では違う名称の技だが、蹴り方はほぼ一緒だ。

 苦手なものほど優先して稽古するようにしているが、それよりも、台湾の暑さの方がきついかもしれない。 





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