「着物でぷらぷら、天ぷらり♪」
今回のお出掛けイベント、ひぐちゃんから送られてきたメールのタイトル
語呂がいいというかリズムがあるので、つい口づさんで当日を楽しみにしていました
20日、土曜日
これから始まる紅葉シーズンは多くの人でごった返すでしょうが
駅の改札を出てすぐに見えるのは
松尾大社の鳥居
お酒の神様ということもあり酒器のようなものも見えます。
その、松尾駅前に11名の着物姿
改札前で話しが盛り上がっていますが
まずは、本日のお食事処へ。
松尾大社さんとは反対側に向けて歩き出します。
到着~
今回の幹事さん
akeさんが良く通われていらっしゃるお店
天ぷら松さんです。
以前、akeさんのブログで紹介されて
「行きた~~い」と切望
したお店。
お店の2階に通していただき
「景色の良いお部屋をご用意しました」
と通され
かんぱ~~い
竹筒に入ったお酒は、お店から凄い、VIP待遇だわ
お酒を注ぐ手もきれいね~、ひぐちゃん
この日のひぐちゃんの髪は新地の美容室さんで
私は祇園のエメラルドさん
さ、乾杯も終わって
いよいよ
鯛でお出汁をとった、おすまし。
半月の大根にお出汁がよ~~く沁みてます
関西風に言うと、しゅんでるって言うの
右手前がさつまいも、後がサンマの肝合え
お酒に合いそう~~。
こんな時、飲めたらいいなと思います。
味付けが2段になっていて
最初は海老の殻でとった上のスープと茶碗蒸しを混ぜながら
下は味噌味になっていて、半分ほど食べたところで味の変化を楽しみます
茶碗蒸しは、水牛のスプーンで頂きました。
珍しい~~~
イカとまぐろ
赤身のお魚は苦手であまり頂かないのですが
食べられました
お醤油が美味しいのっ
たまりなんでしょうけど、独特のお味で
お店の方に伺ったら
「数種類のたまり醤油をブレンドしてます」とのことでした。
こちらのお醤油、持ち帰りたいっと思うほど美味しかったです
鯛の鱗を素揚げにして栗のイガイガに見立て
昆布を松葉に
個室ですから~
そうしている内に
きゃ~~~
丁寧に手間のかかるお仕事されているのがよくわかります
お寿司にお醤油は付けずに
肝と白子で頂きます。
こちらの白子は2年間塩蔵したものをお酒で洗ったのだそうです。
むちゃくちゃ手のかかるお仕事ですね。
お寿司が出来上がるのをわくわくしながら待つ、の図
お寿司握ってくださっているのは松さんの若旦那さんです。
お寿司はこのように饗されました
鮎の骨の素揚げも香ばしく
お寿司はまろやかで鮎の滋味が一杯に広がって
肝の苦味と白子のまろやかさが抜群にあいますっ
お~い~し~い~~~ 10貫は行けますっ
そして、凄いのはお料理だけじゃなかった
ひょえ~~~~~っ
ろさんじん
魯山人のお皿、もう1種類出まして
こちらは晩年のものだそうでサインを見れば一目瞭然
「ロ」とシンプルになっていました。
お茶もそうですが、研ぎ澄まされていくと余計なものは無くしたくなるのでしょうか。
そんなあれこれをお話ししてくださりながら
しっかり手は動く、職人さん
しょうゆ漬けにした帆立をかるーく炙って
一口で~
(お好きな皆様、大きくなります)
何をやっとんのじゃと呆れるお二方
デジカメの美白加工を使って皺も飛ばしてみました
美味しい食事に若返ったんじゃありませんの~
お食事は、まだまだ続きますよ~~
若旦那さんにつづいては
わ~~おっ
親子さん、柔和な雰囲気が似てますね~
鱧と松茸を持ってきてくださいました
ひゃ~~~
はもまつ、関西に来て知った言葉です。
こちらの器は河井寛次郎。
まだ鱧食べられるなんて、幸せ
皮のゼラチン質がぷっくりしていて、この時期の鱧も美味しいと新発見
湯引きの鱧を
2通りのお味で頂き
3回目は松茸とお出汁と共に
はあ~~~~美味しい。
五感で楽しめる、松さんです。
さて、こちらのお店
お名前は
天ぷら 松
天ぷらと付いているのに、なかなか天ぷらが出ないお店としても有名です
何よりも出てくるお料理が美味し過ぎて天ぷらを忘れてしまうのですが
忘れた頃に
加茂茄子と鯛
天ぷらは衣がかりっと、中はふわっと
特に鯛、絶妙な揚げ加減でした。
お食事の最後に出されたのは
お素麺
お素麺のつゆ、凝っていました
鮎を乾して2年。
乾物となった鮎をお出汁に使っているそうです。
最初はお醤油の香ばしい香りが来て、後に鮎の香ばしさが一杯に広がります
テーブルにずらっと並んだ氷の器
胡麻のアイス
それにお茶。
大、満足お腹いっぱい幸せ一杯なお食事でした。
素晴らしいお店にご案内いただきましたakeさんありがとうございました。
また、行きますっ
日経紙に掲載された松さんの記事で
一度行った人の80㌫がリピーターになると書かれていました。
続く~