この頃、祗園で結髪をお願いするとき
洋髪ならキヌさんは変わりませんが
それ以外の髪を作ってもらう時に、お願いしているお店があります。
祗園・縄手にある「エメラルド」さんです。
キヌさんと同じく花街のおね~さん方も通われていらっしゃいます
こちらの先生は昭和、戦前生まれ。
京都の戦は第二次世界大戦ではなく応仁の乱だそうですが・・・
とっても柔らかで温かい、優し~いトーンでお話をされる先生です
今回は、一度チャレンジしてみたかった髪型がありました。
「耳隠し」
大正浪漫の世界
ちょっと私の雰囲気とは合わないんじゃないかなと思っていたんですが
先月、バラの付け下げの着物を着てエメラルドさんで髪結いしてもらった折に
先生から
「あら、こちらのお着物に耳隠し似合うと思うわ」
と言って頂いたので、じゃ、次の機会には是非にと
そして、今日、耳隠しをしていただきました
こんな感じになりました。
レトロ~~~~~
耳隠し
というと、思い出すのは夢二さんと言う方も多いのではないでしょうか
エメラルドの先生は竹久夢二の世界観が大好きなのだそうです。
幼い時から夢二の世界で遊んだ先生が作る耳隠しは
技術と情熱の集大成のような気がしました。
近くで見ると
髪がゆるやか~~にカーブしているのが良く分かります
私、前髪短いんです。
でも、短い髪もさっとカーブに沿わしていく技術
見ていても、ちょっとこれは真似できないと思いました
コテも使わずに先生はこの、うねりを作っていました
まさに、魔法の手
髪飾りは、バラの着物に合わせて
お店に飾ってあった中から先生が選んで
「プレゼント」と頂いてしまいました。
ひゃ~~~~っ嬉しい
エメラルドさんの従業員の方が手作りされているようでした。
髪のセットをして向かったのは
組みひも教室の先生のお祝い会
先生も、ですが生徒さんも60代、70代、80代という組みひも教室
この、大正浪漫風な髪型を見て
「懐かしいわ~」
「あら、良いわね~」
と大好評でした
お祝い会の模様は、また、あとで~