3月15日
2月から続いた業務3割り増しもやっと落ち着きましたので
15日は一日京都で遊びました~
朝方、結構強い雨があったそうで、花見小路の石畳、午前10時はまだ濡れていました。
キヌさんで髪結いしてもらっていた時に隣にいらっしゃったのは
この日の夜に行く南座で公演中の歌舞伎に出演中の
さる歌舞伎俳優の奥様がっ
なんでも、京都の公演の際には必ずキヌさんで髪結いされていらっしゃるとか。
偶然が嬉しいひと時でした。
さて、髪結いが終わってちょっと時間があったので
折角なのでお参り~
祇園さんの愛称で親しまれる「八坂神社」さんへ
観光シーズンではないので、人もまばら
でも、何故か神社の方が本殿に沢山いる
その内に神主さまも出てらした
本殿で何かあるのかな~
と近づくと
禰宜さんが
「こちらへどうぞ、間もなく始まります」
と、声をかけてきた。
えっ
入っていいの
何が始まるの
「都をどり開演奉告祭」
着物着てキヌさんで髪結いしてもらった姿だったので
どうやら関係者に間違われたみたいでした
本殿の中には舞妓・芸子さんやお茶屋のおかあさん方がいらっしゃったようです。
着物姿の方が本殿内にいらっしゃるのが、なんとな~く分かります。
奉告祭のご神事が進む中
そろそろ待ち合わせ時間も近づいてきたので
折角なので、いつもと違う祇園さんへお参り
と、思ったら
何やら・・・
修復工事中~
祇園さんの境内内にある
美容の神様
花街で働く方々に守り神としても親しまれている
美御前神社さん
ご本尊さまは、本殿にいらっしゃるそうでご本殿にお参りください
とのことでした。
ご本殿へはお参りしちゃったので
2~3滴をお肌につけると良いそうで
やっぱり顔よねっ
こちらのお水を持ち帰り、自作の化粧水を作られる方もいらっしゃるとか。
今度挑戦してみようかしら。
そうして、待ち合わせしたお二人に無事合流~
今日、ご一緒するのは
マルベリーさん
私の着物コートは大島を解体して(昨年のブログ参照ください☆
)
和裁のT先生に仕立てをお願いしたものです。
ジャストサイズに仕上がりました
これからの季節、塵除け代わりにもちょうど良いです
まだ充分に楽しめました
うす~~い桃色の枝垂れ梅さん。
仄かな香りも芳しい
白川通りを抜けて
到着しました。
ちょっと久しぶり~なレストラン・田むら
さん
相変わらずの大盛況
カウンターも一杯です
アミューズ
一口前菜
右から
筍のフリット・マスタードソース
蛍烏賊の白味噌和え
かぼちゃのムース・上の白いのは卵白
田むらさんはフレンチレストランですが和の食材やテイストを積極的に取り入れています
と、いうのもシェフのご実家は西陣の老舗料亭
そこの次男坊でいらっしゃった田むらシェフ
ご自身はフレンチを志し修行を積まれたのは
祇園の名店・レストランおがわさん
おがわさん出身のシェフ、この頃京都で大活躍されてます。
nagatakeさんも、おがわご出身
そう聞くと、お料理の前菜の充実感は通じるものがあるような・・・
前菜
飯蛸のグラタン
お店に伺う2日前にまだ悩まされている帯状疱疹の神経に効くブロック注射をしていたので
生ものは蕁麻疹が酷くなるのでNG
こちらの前菜、サーモン、帆立が入った魚介サラダ
美味しそうでした~
デミカップで出てくる
新じゃがのポタージュ
目抜けのソテー
ほうれんそうのホイップが優しい感じです
子羊の脛のシチュー仕立て
柔らか~~いお肉
下のお野菜は奈良の伝統野菜の大和まな
田むらさんと言えば
ごはんつやつや
お漬物も自家製だったと思います
抹茶のアイス
でこぽんのケーキ
こちらにコーヒーか紅茶がついて
3800円
ま、場所柄の祇園を考えれば
そこそこお利口さんなお値段だと思います。
田むらさんは3月でオープンして丸5年を迎えました。
思えばオープンした年の12月に相方さんとの初京都デートで来たお店
美味しくって、その時に田むらシェフが(まだまだ空席もありました)
「クリスマス空いてるんです」とおっしゃって
なんだかその場のノリで「じゃ、伺います」と
クリスマスディナー、とんでもない量を頂いた思い出が・・・
相方さんはシャンパンをグラスで1杯、白ワイン1本、赤ワイン半分飲んで大変な事になった夜でもあります
それからも季節毎に何度か伺って
行く度にお店は賑わうようになり
店内のスタッフも最初は黒服の女性が一人だったのが、今は3人
厨房にも3人。
田むらさんで働くスタッフ全てにソムリエバッチがついていたのも
シェフのこだわりかなと。
でも、人は増えたけど、最初の頃の雰囲気がなくなってしまったような・・・
新人さんから中堅になって落ち着いたってことなのかしら。
その田むらシェフ毎年この時期は花粉症で大変そう
さ、お腹いっぱい~~
歌舞伎開演まであと1時間ちょっと。
南座に行くのは早かったので
30分ちょっとお店であれこれお話しながら
半衿も見せていただきました~
半衿は絞りではないのですが、織りの素晴らしいもの
帯揚げを見ていて、ふと
大きな絞り(菊や蝶々)が入ったもので白じゃない地のものが欲しいな~
と言ったら
ゑり萬さんのご主人が「なら、染めましょか」
ええっいっいいんですかっ
「はい、うっとこも長くしていると、ついつい定番ばかり揃えてしまいますが
こうしてお店にないものを言ってもらえると勉強になります。
こうやって言ってもらえるのは楽しいもんですね」
何て言われちゃった
1ヵ月後に出来上がるそうです
最初は1色だけだったのに、この際、色があった方がいいでしょうと3色染めることに
えらいこっちゃ
うふ、何枚お嫁に来るのかしら~
最初に来たころの、ゑり萬さんは敷居が高層マンション並に高くて
お話もままならずでしたが
通えばそれだけ打ち解けて話すようになって
今では敷居もひょいとまたげます
何と言っても祇園の老舗着物のスペシャリスト
小物以外でも結構色んな相談にも乗ってもらえます。
4月中旬、どんな色に染まった帯揚げちゃんが生まれているか
楽しみです
またご報告しま~す
時間もちょうど午後4時
南座さんへ向かいます。
続く~。