2月14日
バレンタインの一日は京都で過ごしました
1月の中頃に年明け5日に京都・北山で行われた新年会でお初におあいした
めぐみさん から
「京都の、おと~さんとこの
工房見学に行きませんか」
と何とも嬉しいお誘いを頂き、早速日程調整。
日にちもさくさくと決まり、
めぐみさんとのご縁を繋いでくださった今都さん にも連絡。
生憎の平日でしたのでお会いできず残念 また、近々
そんなこんなで
当日を迎えました。
14日、朝から雨~~
あ~~あっ、久しぶりに雨女の本領発揮だわぁ~
待ち合わせの時間より少し早めに家を出て
祇園のキヌさんで髪結いをして
待ち合わせ場所の
絶品アイスのきななさんの並びにあるお店
花見小路から筋2本入った所にあります
京都らしい小路。
天宗さんは、もと白碗竹快樓さんのあった場所。
今年の年明けに天ぷら屋さんになっていて気になっていたお店でした。
めぐみさんと、ランチの場所を相談している時に
こちらの天宗さんをご存知と言うことを聞き
予約をしていただきました。感謝
お久しぶりの、めぐみさ~~ん
はんなりと柔らかな物越し、上品な京美人さんです
後姿でごめんなさい。
ご挨拶もそこそこに
まず、ランチ~
カウンターで天ぷらのコースを頂きます
白碗さんの時に来たお店と雰囲気が一変していてちょっとびっくりな店内
モダーンな内装になっていました。
以前の京町屋の内装を知っているだけに、ホントに同じ場所と思ってしまうほど
コースは、
やっぱり、最初はね
海老から
車えびでした~
奥には、初掘りかな春筍さん
京都らしい食材も
生麩です(左側)
かにサラダ
オリーブオイルの香りがとっても良くて
名前を聞き忘れました
とっても高級そうな瓶に入っていたオリーブオイルでした
こちらは
下仁田ネギ
さいごのお食事は
天丼か天茶で選べます。
私は天茶を
かき揚げはお野菜たっぷり
平日、雨もよいの冬の祇園
観光客もいない時期。
カウンター独占してのお食事を、めぐみさんとゆ~くりしました
めぐみさんはお母様から、私は祖母から譲られた着物で
色味は違いますが、現代ではない着物って分かるな~って
この写真を見て思いました。
それと、めぐみさんの帯
とってもかわゆくてステキ相良刺繍の帯。
こ~ゆ~帯、欲しい。
チョコレート栗のチョコ頂きました
ボディタオル、素晴らしい泡立ちと優しい肌ざわり
良いお品をありがとうございました。
大きさ、分かるでしょうか
と、食事後も
「どうぞ、ゆっくりされてください」
と仰っていただいた言葉に甘えて話す、話す。
気付いたら午後2時手前。
お店にいた2時間近く、ほぼ貸切状態
雨も少し小降りになっていましたが、次なる目的地
どうやって移動しようかと思っていたら
めぐみさんがちゃんとバスの乗り場から乗車番号まで調べてくださっていました。
すぐにタクシーに逃げようとする私
やっぱりバスを乗りこなしてこそ、京都人ですよね。
京都のバスってすんごく複雑なんです。
無事に最寄の停留所まで運んでもらい
到着しました
(HP
から写真お借りしました)事後承諾です
古都さん こと、友禅作家さんの杉本さんの工房です。
お玄関には火鉢にお炭が入っていて
1月5日振りの杉本さん。
ご挨拶もそこそこに「これ、どうぞ」と出してくださったチョコレート
今都さんからのお届けもの
や~~ん、今都さん、チョコだけ上洛してきた~~~
有難く、おいしいチョコ頂きました。
古都さん、ちゃんとチョコを出して下さった証拠写真
で、積もる話をしながら
昨年から折に触れ作品を見たいとお願いしてきた
古都さんの息子さんの杉本晃則さんの作品を
なんと、ご本人も登場して見せていただきました~
触っても良いと快諾いただいたので
蓋を開けたり横から見たり
3つは、お茶のお棗です。
この頃、平より大棗が好きで
漆芸作家さん(で宜しいのかしら)の晃則さんに
柄指定で一つ頼んでしまいました~
何年後になるかしら
実際に見て手に取ると、とっても肌なじみの良いお棗でした
写真では分かりにくいかもしれませんが、塗りも丁寧で
でも、どうだって押し付けがない素直な優しいお棗。
こういった方のお作品がお茶席にあったら
来られた方を温かく迎えられる席になるだろうな~
と、思いました。
ブログを通してですが
再度
似てますね~
後の暖簾は古都さんのお作品。
うさぎちゃん
さて、それでは、そろそろ
古都さんに染色のご指導を~
とお願いしたところ
「えっ本当にやるの」
やりますよ
と、めぐみさんと2人で即答。
どうも、遊びに来ただけのように思われていたみたい
でも、折角だしね。
短時間で出来る「簡単」なものをとお願いした
やる気があるのかないのか分からない2人です
そうしたら、古都さんが出して下さった
「型絵染」
横にある見本を参考にしながら
「好きに塗っちゃって~」
ですって。
古都さん、指導する気ないでしょ
それでも、色を作ってくださったり
「最初は薄い色を」
とアドバイス頂く
それなの~~に~~~
昔から仕事は早いけど雑と言われてきた、思い切りも良すぎる私
濃いめのピンクを、たぷっと
「うgytr・・・」
と晃則さんがびっくりした声で止め
はい、濃すぎたみたい
最初は薄い色なのね~
一方、めぐみさんも黙々と
ちゃんと考えるところは考えていてとっても的確に塗り進めてました
その場その場で突き進む私と違って思慮深く進めていく、めぐみさん
尊敬します。
その、めぐみさん古都さんの息子さん晃則さんが古都さんの事を
「自分かて、そういったやないか~」
なんて言おうものなら
「親のことを自分なんて言っちゃ駄目」
と渇っ
さらには
「おとん」
にも渇っ
「お父さんでしょっおとん、おかん何て言い方は駄目」
これには晃則さんも、そして何故か古都さんもタジタジ
でも晃則さん素直に聞いていました
めぐみさんも晃則さんも、どちらも京都の人なのね
昔ながらの京都の人々のやり取りを間近で見られて
さ、出来上がり
時間にして15分位でしょうか
これから約1日乾かしてから糊を落とします。
とっても雑に塗りたくっただけ、な、この型絵ど~なるのかしら
古都さんからは
「まあ、まあ常識的な色を塗ったね」
松竹梅の絵柄なのにオレンジやら紫を塗る方もいるそうで
見ていると個性も出るそうです。
その後は
古都さんのお仕事場におじゃましました
(加工してます)
にゃんこの帯~~~~
わんこの帯~~~~
やっぱり私はにゃんこだわ
秋ぐらいにお嫁入りするかにゃ
とっても楽しい時間を過ごせました。
帰る頃には雨も上がっていました。
古都さんの工房で3時間近く遊んでいました~
さて、型絵染め
自宅に帰って一日乾して
洗面所のシンクにお湯を張って
10分経った所で
おお~~~っ
はがれる、はがれる。
色を塗っている時に、めぐみさんと
「全部色が落ちちゃったりして」
「それで、最後は真っ白になったりね~」
と笑いながら話していましたが大丈夫だったみたい
後ろ側も、洗って
新聞紙などで水分をふき取る。
あら、我が家にある新聞紙
競馬新聞ばっかりだわ
にゃんこチェックも入ります
そして、あて布をしてアイロンで乾かします
良い感じ~
ま、雑さは・・・ま、置いといて・・・
次は、お雛様に挑戦、かしら
杉本先生、またどうぞ宜しくお願い致します。
めぐみさん、楽しい一日をありがとうございました。
また是非ご一緒に、宜しくお願い致します
帯〆は自作の、
組の名前忘れてしまった
今回は渦巻き一つでした