1月7日

大阪・生國魂(いくたま)神社さんで若菜卯杖祭が行われました。

こちらでは参拝の方にお呈茶席が設けられ青年部有志でお手伝いに行きました


1月7日は五節句の一つ

他のお節句には

3月3日 上巳

5月5日 端午

7月7日 七夕

9月9日 重陽

と、それぞれあり江戸時代にはこれら5日は祝日だったそうです。

1月7日は人日(じんじつ)の節句

この数字の並びだと、1月のお節句は何故1月1日ではないのはてなマークと思い調べてみたら

1月1日は元日なので別格とされ、五節句は中国から入ってきたという事もあり奇数が重なる日を選び

1月7日と定めたそうです。

七草粥の日としても定着していますね。


その一年で一番初めのお節句の日に生國魂さんでは若菜卯杖祭(わかなうづえさい)が行われます

若菜卯杖祭とは・・・

七種粥(ななくさがゆ)を食べる習慣で知られる「七種の節句」にちなんだ若菜祭と、卯杖をささげる卯杖祭が合わさったもの。五節句の一つ「人日(じんじつ)」の日である一月七日に毎年行われます。
神殿では、神職が七種の一つスズシロ(ダイコン)に雌雄(しゆう)の松を挿した「島台」を神前に献じ、卯杖をささげて厄払いと開運招福を祈ります。「う」の音が通じることから、杖には梅の枝が使われています。
枝を持ち帰って水に挿し、花が開けばよい年になるとして、軒先や神棚などに枝を飾ります。


その若菜祭へ参拝された方にお茶を差し上げました。

朝7時30分に生國魂神社さんに集合
ねこときもので日々徒然

ねこときもので日々徒然

異常気象を呼ぶ女あせる

新年のスタートは上々で快晴の新春の空

不思議なことに生國魂さんに来る時は、青空が広がる事が多いです。


お席の準備も着々と
ねこときもので日々徒然

神社さんらしい、お床になりました。

神鈴があるのも雰囲気でますよね。


蓋置は
ねこときもので日々徒然

なんと、小鼓ラブラブ!

とても扱いやすい蓋置でした


莨盆
ねこときもので日々徒然

松が描かれた枡。

益々繁盛の意で使われました。

大阪らしいお道具ですね。


さて、青年部の席ということで
今年、初お点前ビックリマーク

立礼は慣れると楽なんですが
久しぶりにすると、お道具をどこへ持っていくのやらはてなマーク
半東さんに入ってくださったKさんはお茶の達人さんですので
いらした方に説明しながら
水指しの蓋を持って固まった私に叫び
時折、こそっと
「(水差しの蓋は)外、三手で」
と教えてくださいました。



毎日毎日の積み重ねの大切さ、こうしてお茶会でお点前をさせて頂く度に実感します。

何よりも、いらしてくださった方が

「お茶飲むの緊張したけど美味しかったわ」

なんて声をかけていただけると、とっても嬉しくなります音譜

お茶も今年一年が節目を迎える年となりそうです。


お茶会終わりに生國魂さんにお参り

真ん中のFちゃん、むちゃむちゃ寒そう

生國魂神社さんからは

絵馬と破魔矢、そして卯杖の梅の枝を頂きました
ねこときもので日々徒然

絵馬は大阪在住の日本画家・寺岡多佳先生。

寺岡先生は京都の多くの神社さんの絵馬も描いていらっしゃいます。

私が通うお茶のお稽古場の先生とも懇意で、とても気さくで楽しい先生です。


破魔矢は玄関へ
ねこときもので日々徒然

3日に初詣に行った薬師寺さんで僧侶の定運さんが

「お札などは玄関に置いてください。10枚でも20枚でも100枚でも」

と仰って、違う寺社のお札などを一緒の場所におくと喧嘩をすると聞いた事もありましたが

「神様、仏様はそんな心が狭くありません」

だそう。

何故、玄関に置くのかと言うことについても

毎日玄関で靴を履きます。靴を履く時は必ず頭を下げる、自づとお札に頭を下げていることになる。

我が家の玄関、お札増殖中ですあせる


帰宅して夕食になっちゃいましたが
ねこときもので日々徒然
七草粥を相方さんと頂きました。

隣にあるのは、上本町の近鉄デパートで売っていた「京の七草サラダ」

七草もこの時期大忙しですねあせる


この日の着物は

お正月明けから大忙し
ねこときもので日々徒然

葵の柄の小紋


ねこときもので日々徒然

帯は菱屋善兵衛さん

帯揚げは、ゑり萬さんの菊華絞り

帯〆は、井澤屋さん


ねこときもので日々徒然
半衿は雪の結晶。

着物は一見、黒に見えるようですが実際の色は紫がかった茶色です。

ちりめんどっしりなので2月くらいまで大活躍するでしょう。