晴明神社さんから向かったのは
千両ヶ辻
その謂われは
千両ヶ辻が最も栄えたのは江戸時代、その影には西陣の隆盛に尽くした徳川桂昌院の助力がありました。お陰で1日千両の商いをする大店もあり、その財力でその後の幾多の苦難を乗り切ってきました。
一日に千両の商いを行うことから千両ヶ辻、と呼ばれるようになったんですね。
ちなみに、江戸時代の一両の貨幣価値は6万円と言われていますので
6000万円の商いが一日で行われていた、ということ。
さぞかし活気があったんでしょうね
その千両ヶ辻、
晴明神社の「晴明祭」と同じ9月23日に、大宮通の今出川以南から 一条通以北の町家を中心に「第9回 伝統文化祭 西陣千両ヶ辻」が開催され、「町家見学 」「西陣織実演」「上七軒舞妓茶会」「千両ヶ辻検定」などが行われる。
千両ヶ辻のHP
http://senryogatsuji.com/pc/
その千両ヶ辻の町歩きをしませんか~
と
嬉しいお誘いを頂いたのは
今都さんこと弥生さん
古都さんとお2人でブログを綴っていらっしゃいます。
染めのプロ
の方からの有難いお誘い嬉しかったけど
着物に関して厳しそう~~~
っとお会いするまで思っていました。
お昼過ぎに、弥生さんと無事合流
と~~っても柔らかな雰囲気の方でした。
で、初対面なのに
「どこか行きたいところありますか
」
の弥生さんの気遣いの言葉にがっつり甘えて
「舞妓ちゃんのお茶屋さんに行きたいです
」
と即答する私・・・
すみません、マイペースというかわがままで・・・
で、はじめまして。のご挨拶もそこそこに優しい弥生さんと一緒に舞妓ちゃんを見に行きました。
お茶席には
上七軒からの芸妓さんと舞妓ちゃん
オープンスペースとなっていたので写真を撮る人だかりが凄い
手先まで気配りの行き届いたとてもきれいなお点前さんです
修練の賜物
舞妓ちゃんだから、まだお稽古初めて2~3年かもしれませんが
形が整っていて見惚れてしまう
芸妓さん、勝瑠さん
お美しいわ~~
お菓子を持って来て下さいました
薯蕷のお饅頭。
ふっくら。
お茶席は¥500でした。
お茶を頂いた後に
「写真撮ってもいいですか
」
と伺うと
「どうぞ」と快諾くださったので遠慮なく

一緒にも撮って貰っちゃった
舞妓ちゃんとも

お顔隠すの勿体無い、弥生さんです。
とっても上品な雰囲気の方でした
お茶席前は凄い人だかりなのに
何故か席は空いていて、お席でゆっくりしながら
舞妓ちゃんのお点前を見ていました
こちらの舞妓ちゃんのだらりの帯は博多帯ですね~
無事にお点前さんが終わって
ホッとされたみたいです。
かわゆいわ~

いつまでもお茶席にいるわけにも行かないので
失礼して
千両ヶ辻に出ている西陣織の老舗さんを見て歩きます
隆盛を極めた町屋の造りが今も色濃く残る町です。
帯の老舗
木村卯兵衛さん
お店の軒先では年に一度、のセールで帯や着物の反物が特価で出ていたり
さすが、織りの町、糸も売られていました。
こちらの木村さんはバックなども多数出されていて
一昨年、上加茂神社さんの着物のお祭りで購入したものと同じバックが

ここで改めて「木村卯兵衛」さんのものだったと知る。
マルベリーさんのバックも、おんなじ木村さんのものですよ~

良いお買い物だったと今更ですが、知って嬉しい

と、弥生さんと町歩きをしながら行くと
あ、古都さん発見。
ご親戚の方が出されているお店番をされていらっしゃいました。
古都さんと今都さんの2ショットです

にゃんこちゃんは弥生さんのお家にいる仔がモデルだそう。
いいな~
小夏と小太郎をモデルに私も描いて頂こうかしら

猫の帯、今年増殖しそうです・・・
ホントにお顔を隠すの勿体無~~い、弥生さんです
私、お茶席から古都さんのお店に来るまでに
帯〆替えました~
というか、手組みの平打ちがありえな~~い

お値段で
その場で付け替えちゃった

こうして思い返すと、初対面なのに弥生さんびっくりされてたんじゃないかしら・・・
いつもの調子で更に値段交渉しちゃったし

お店に上がり込むは・・・
あか~~ん、いつものいっとこメンバーじゃなかった~

と、今になって後悔してます。
そして、古都さんから
もう直ぐお神輿来るから2階に上がって見てはどうですか

と嬉しいご案内があり
京町屋の2階に伺いました。
玄関を入って上がり框には
由緒あるお品のお軸

はぁ~~~美術の本で見たことのある名立たる作家さんのお作品ばかりでした。
頑張っています
続いて
こうして京町屋の2階から晴明神社さんのお神輿を見られるなんて
感激です

晴明神社さんの行列を特等席で見させていただいて
こちらは築130年の湯葉料理の静家さん
千両ヶ辻のお祭りの日限定の御膳があるそうで
その名も「虫やしない」
興味をひかれ、入りました
素晴らしく設えの行き届いた広い店内です。
梅鉢の暖簾は北野天満宮さんのお膝元だからでしょうか
湯葉料理色々入った、虫やしない
これに湯葉のあんかけごはんとお味噌汁、デザートがついて¥1500でした。
静家さんは普段は湯葉のコース料理を出されているお店ですので
とってもリーズナブルにお味を堪能できたと思います。
お食事をしながら、あれこれ着物について弥生さんと話ながら
時間はあっという間に5時を過ぎ・・・
またの再会を約束し、お別れしました~。
弥生さん、素敵な御招待を頂きありがとうございました

今日の着物は
単衣の薔薇の付け下げ
半衿、珍しく白じゃなくて薄緑に萩の刺繍を施したものを
帯は紗の袋帯
帯揚げはゑり萬さんの大輪菊の飛び絞り
帯〆は、おほほなお値段でゲットした平打ち黒と白にさざ波模様が入っています。
キヌさんで結っていただいた頭は日曜日まで持たせます