7月10日
この日から祇園祭の山鉾のうち、鉾が建ち始めます。
10~14日にかけて順々に鉾、山が作られていくので時間があれば、連日ずっと見に行っていたいです。
10日も、猛暑の一日でした。
朝9時から鉾が建ち始めると聞いていたので、ある程度作業が進んでから、少しだけでも暑さのピークを外して・・・と大阪、梅田を午後3時30分頃に相方さんと出発しました。
烏丸で降りて地上に出たとたん
むおおおお~~~っとした熱気
この日の京都は36℃まで気温が上がりました。
その猛暑の中
山鉾巡行に向け、この日から
鉾建てが始まりました。
函谷鉾のみなさんは、おそろいの作業着姿です。
それにしても暑そう~
お疲れ様です。
祇園祭の鉾は釘を一本も使わず縄、紐だけで鉾を建てて行きます。
縄絡げの技術の素晴らしさ、編みこんで行く模様の美しさを見ることが出来ます。
これも、伝統なんですよね。
まだ枠が付いています
こうして一つ一つ作られていくんですね
気の遠くなるような・・・
お仕事の邪魔をしてはいけないのでちょっと離れたところから一枚。
午後5時手前でしたが、まだまだ猛烈に暑い京都です
一際、人が集まっている鉾が見えてきます
今日は、こちらにはお稚児さんはいないみたいですね。
こちらは長刀鉾
全く違いますよね。
こうした技術の継承も素晴らしいものだと感動します
この鉾の上には祇園囃子を演奏する男衆が多いところでは40人も乗り込むそうですし
山鉾巡行では辻回しなる立ち回りもあるコースを進みます。
縄絡げは、その土台となる部分。
しっかりと支えられるように頑丈に確りと組まれていくんですね。
祇園祭での京都の風物詩
電柱に黄色いネットがかかります
これは、山鉾巡行の時に鉾の先が当たらないようにする為だそうです。
小一時間ほど4つの鉾建てを見ていましたが
さすがに暑い
って事で、体がひんやりするものを
こちらの「琥珀流し」を一度頂いてみたかったんです
添えられているのは、お水ではなくサイダーです
レモン氷
上に寒天のレモンが乗ってますし、ふわふわで刺がない口当たりの良い氷です
京都はお水が美味しいと言われますが、実感できるようなお味。
後ろにあるのは、なんともレトロな冷風機
お店の中もそれほど涼しくないのですが、不思議なことに、この琥珀流しを一口つるんっと頂くと汗がさーーーーっと引くんです。
相方さんと取り合いしながら、あっという間に頂きました。
あまりの暑さでお店に入る前はちょっとへろへろ気味な相方さんでしたが、こちらのお店で氷を頂いたら、あら不思議、元気になったわ
お店を出て、錦市場の開いているお店で(既に6時過ぎ)お漬物を買って、河原町の高島屋でちょっとお買い物をしながら京阪・祇園四条駅へ向かって四条大橋を渡っているとどこからともなく聞こえる祇園囃子
テープでも流しているのかなと思ったのですが、やけに明瞭なので音の方向を探すと
おおっ
提灯には「菊水鉾」って書いてありますね
菊水鉾町の祇園囃子でした。
祇園囃子を聴きながら鴨川床でお食事、風情があって良いですね
ちょっと暑そうだけどでも、この暑さも京都の風情ですね。
この後、夜8時からお神輿を鴨川の水で洗う儀式が行われるために掛けられていたようです。
まだまだ明るい夕空には半月のお月様も輝いていました。
帯は万寿菊柄の名古屋帯
帯は母の箪笥から。私は祖母と母の箪笥から一体何枚持ってきているんでしょうね
鼻緒にちょっと飽きて来たのでつぼの色を変えて違うものにしようかな~と考え中です。