今日は、南国指宿といえど激サムでした!
昨日もだったけど、まだ明日も続くらしい、、、。
まあ、寒いのそんなに嫌いじゃ無いけどもw
若干、寒いと動きが鈍る感じがするのよね〜。
さて、前回の続きのお話でもしましょうか。
まあ、私的には備忘録的な役割も果たしておりますw
前回は、心の痛み’(ストレス)を和らげるための自己治療として繰り返し続けた行動が、
脳の条件反射の回路を形成してしまう。
依存症になる仕組みを簡単にお話ししました。
今回は、その形成された脳の影響についてもう少し詳しくお話ししますね。
人間の脳は、大まかな役割分担でエリア分けすると
①原始脳
②哺乳類脳
③人間脳
という感じで分けて考えることもできます。
①の原始脳は、別名ハチュウ類脳とも言われ
生理的欲求(生命を維持するための睡眠欲・食欲・
これらの分野を司っています。
この脳は、哺乳類の場合、うさぎも人間も大きさは変わらないです。
②の哺乳類脳は、感覚や記憶、見る・聞く・手足を器用に動かすなどの働きをします。
そして
③の人間脳は、意思と想像の分野として、意思・意欲・先の見通し・計画性・社会性・コミュニケーション・感動・喜びなど
まさに、人ならではの働きを担っています。
そんな脳を持つ人間が、パブロフの犬のように条件反射で
日常的に体験する、心の痛み(ストレス)を感じたら〇〇する!
(〇〇は、お酒・ギャンブル・薬・ゲーム・買い物・セックスなどなど)
という回路を強化するとどうなるかというと。
後天的な条件反射は、①の原始脳(爬虫類脳)の働きであり
心の痛み(ストレス)を感じると、反射的に原始脳との回路が強化されるため
「人の気持ちを考える」
「社会的に適した行動かを判断する」
「この行動を起こすことで、どういう結果になるか」
などの、人間脳(前頭葉)で考えるという部分が欠落した行動をとることになります。
そんな、原始脳を使う回路が強化された依存症の人の脳は
原始脳以外の部分、特に人間脳(前頭葉)の部分を使うことが減ることになります。
結果、特に人間の部分が萎縮・麻痺していくんです。
そうするとどうなるかというと、
その人の人格の部分を司っている人間脳(前頭葉)の機能が低下するため
依存症になると、別人のようになってしまうんです。
その人の、人格的良さがなくなってしまう、あるいは悪い方へ変わってしまう。
ただ、この脳の回路は実は作り変えることが可能です。
人間脳(前頭葉)の働きである、喜びや感動や共感で心の痛み(ストレス)を和らげることを繰り返すことで
新しい回路が形成・強化され発散されていきます。
脳の可塑性により、いくらでも脳の回路は作り変えることは可能なんです。
もちろん、依存所は、まず本人が「自分は依存症であり、病気である」
そう認識することが難しい病気です。
そのため、治療方法があっても、そこにたどり着けずに多くの患者さんが命を落としています。
日本の、依存症に対する治療方法は相当遅れを取っています。
医療の現場ですら、正しい知識を持っている人は一握りでしょう。
そんな中で、回復できている人は、またさらに一握りではあります。
でも、治療法はあるし回復もできるんです!
もし、依存症の人が友人や家族にいて、どうにか回復できないものかと思っているのなら
諦めないでほしいです。
*ただし、依存症は一度なってしまったら完治はしません。
例えば、アルコール依存症になれば一生お酒は飲めないです。
ご相談や質問など、お気軽に。