女性ホルモンの分泌が減少することで骨密度が低下し、骨粗しょう症になりやすいことはよく知られていますよね。
しかし、肌を支える顔面の骨も例外ではないことはご存じですか。

たるみは肌の組織の機能低下だけでなく、肌の組織の下にある脂肪の下垂や、筋肉の衰えも関係しています。

骨は、それらすべての組織の基礎となる部分。土台が萎縮すれば、必然的に上に乗っている肌はたるんできます。
骨の萎縮に伴い眼窩も広がって落ちくぼんで見え、「老け顔」が加速度的に進行してしまいます。

米国における研究では、年代別に腰椎と顔面骨(上顎、下顎)の骨密度の比較をしたところ、腰椎よりも顔面骨のほうが、加齢による骨密度の減少割合が約10%も大きいことがわかりました。
しかも、腰椎の骨量減少は61歳以上の高齢層で認められるのに対し、顔面骨の骨密度は、41~60歳の中年層ですでに減少していました。骨密度の減少というと高齢期に進むものと考えている方も多いかもしれませんが、こと顔面の骨に関しては、40代から進行すると考えておいた方が良いでしょう。

 

シワ、たるみ、老け顔を防ぐために、タンパク質、カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンB群を意識的に摂ることが大切。もちろん、運動をして骨にも刺激を与えましょうね。。