31歳で胃癌に!(あれから20年)⑤手術編 | セカンドライフ〜未来へ!

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50代になり、これまでの人生を振り返りつつ、未来にむけて、心の整理をしたくブログを始めました。

はい。どうも、にこです。

 

今回は、手術について書いていこうと思います。

 

手術室に向かう前に、これに着替えてくださいと

 

薄〜い肌着みたいなものに着替えた。

 

着替えながら、

 

ふとおばあちゃんを思い出した。

 

そういえば、検査を受けるきっかけとなったのは、おばあちゃんの夢だった。

 

検査を受けること、手術をすること、私の病院嫌いを知っているおばあちゃんが、

 

夢で知らせてくれたのかもしれないな〜・・って

 

だから、夢で白い建物、病院を指差してたんだね・・・

 

おばあちゃん行ってくるよ〜

 

何故か、薬も飲んでないのに、ハイテンションになって来てる自分がいた。

 

病室を出たところに主人が立ってた・

 

「いくんか・・」

 

「うん・・」

 

「頑張りや・・」

 

「先生が器用であることを願うわ〜へへへ・・」

 

こんなやりとりをした記憶があります。

 

私は車椅子に座るように言われた。

 

看護婦が手術室まで、車椅子を押す。

 

手術室のギリギリのところで主人は入れない。

 

再度振り返ろうとおもったけど、やめた。

 

旦那に背を向けたまま、大きく両手をあげてバイバイした。

 

手術台に乗りかえる。

 

寒い・・・

 

背中ちくっとしますよと言われた・・・

 

意識が遠のく・・あれ・・

 

手術時間5時間・・

 

 

目を覚ました。

 

生きてたのか・・目を開けると、たくさんの管が繋がってた。

 

私のそばに母がいた。

 

泣いてた。

 

私の弟たち3人と弟夫婦、主人と母がかけつけてくれていた。

 

みんな目が赤い・・

 

ごめんなさい・・謝るしかなかった。

 

心配かけた・・ごめんなさい・・ごめんなさい・・

 

今まで、胃癌の告知を受けても涙が出なかったのに、

 

みんなの顔を見た瞬間に

 

涙が溢れてとまらなくなった。