コロナが世の中に出回ったあたりから、

YouTubeにハマり始めました。

 

もともと気になることがあると、

パソコンで検索しまくって、どこまでも追いかけてしまう

という習性、

障害なのかな、があった私。

 

YouTubeは、そんな私にうってつけ、

いやいや、かなりの毒性をもって誘惑してきます。

 

始めの頃は、

「丁寧な暮らし」とか、「北欧暮らし」とか、

オシャレな動画をみて、

「うちも片付けなきゃ」

なんて急にキッチンに花を飾ったりしていたのですよ。

悪いことじゃないですよね。

 

しかしYouTube歴が長くなってくると、

ふと、ラインナップされていた動画に惹かれて

見始める。

するとその関連動画がまた並び、見てしまう。

とその関連動画が…

って、もうキリがないんですよね。

 

もちろん一日中見ているわけではありませんが、

夜遅い時間から見始めるのは

よろしくないようです。

 

ふつうは、

「今日は遅いしもうおしまいにしよう」と電源を切るんでしょうが、

私はついついのめりこんで、終わらせることができないんです。

 

夜中の1時、2時まで

「眠る前のストレッチ、体が硬い人向け」

なんて動画を何本も見続けるのって、

本末転倒どころか、ただのおバカさんですね。

 

 

最近は、孫の言葉の発達が少し遅いのが勝手に気になって、

いくつかその関連動画を見ていたところ、

「発達障害」「自閉傾向」などの関連動画が、

画面上にびしーっと並ぶようになってしまいました。

 

うちの娘も小さいころ、療育に通った経験があるので、

ついつい見入ってしまい、

「今はこんなふうに不安を共有でるんだな」

と、うらやましく思ったりしています。

 

そして何より、

若くてキレイなママたちが、

手のかかる子(大変なんですよ、わかります)

を愛情持って、

力強く育てている姿に、毎回感動しています。

 

いや、別に感動するつくりになっているわけじゃないんですよ。

 

でも、若いママさんたちが

こどもに愛情深く接しながら、

きちんと状況を客観視する冷静さもあって、

しっかりしているんですよ。

しかも、動画を撮っているって。

 

パパや兄弟も、気負うことなく日々を楽しんでいて、

自然体。

そんな何気ない動画に、

ひとりで夜中にウルウルしている私は、

子育てが完全に終了したおばちゃんです。

 

 

思うのは、

私はこんなふうに、

こどもをぎゅっと抱きしめてあげたかなあ。

虐待した覚えはないけれど、

ため息はついていたんじゃないかな、と。

 

ひとつ気付いたこともあります。

大人になって独り立ちした

子どもたちとの関わり方だって、

やさしさだとか笑顔ひとつで変わってくるんじゃないかな。

 

うちの長男は、母親に対して

氷のように冷たい男ですが(母目線)、

丁寧に接していたら、いつの日か

「いつもありがとう。本当は感謝しているんだよ」

なんて言ってくれるかもしれない。

 

いや、息子にそんなこと言われたら、

「ああ、私、死期が近いんだな」

と思うでしょうね。