本当に心温まる結婚式でした。


式が始まる前に主人と私が呼ばれ、花嫁に会いました。


純白のウェディングドレスを着た娘は、にこやかで少し緊張していました。


三人で写真を撮ってもらいながら、今日の日が迎えられて良かったなぁと思いました。


式場は教会のようになっていて、正面のステンドグラスが穏やかな光を投げかけています。


チェロ、バイオリン、クラリネット、オルガンの演奏が始まりました。


男性1人、女性2人のコーラスもあり、ホールに響いていました。



扉が開いてまず、新郎が入って来ました。


お客様ににこにこ挨拶をしながらで、嬉しそうでした。


次に主人に手を取られて、娘が静々と入って来ると、


「きれいねぇビックリマーク」とあちこちで声があがりました。


フワフワとしたドレスは、所々をバラの花で大きなリボンに見えるように押さえてあります。


小花の模様が付いた胸のレースは浮き上がったようになっていて、


その繰り返しが長く引きずったすそにも生かされていて素敵でした。



一番感動したのは、主人が新郎へ娘の手を渡した時です。


主人も、少し涙ぐんでいるように見えました。汗


牧師さんの話を聞きながら静かな時間が流れました。


「アーメン」と何度も繰り返すのを聞いて、ココちゃんが真似をして


「アーメン」と言いました。


思わずチェロのお姉さんと私は、顔を見合わせて笑ってしまいました。



中庭でブーケが投げられた後、ココちゃんが花嫁にお花を渡す場面になりました。


ココちゃんも胸に刺繍が付いた真っ白いドレス姿です。


ママがピンクの小花をあちこちに縫い付けています。


カチューシャにもお花が付き、黒いエナメルの靴を履いて可愛かったです。


小さな花束を係りの人から予め渡されていたので、


主人や私にも「どうぞビックリマーク」と言って渡してくれたりしました。


いよいよの出番になると、待ってましたとばかりに20人程のカメラに取り囲まれて、


怖がってママに抱きついてしまいました。まだ1歳半なので無理もありません。あせる


そして、ママにだっこされた形で娘に花束を渡しました。


娘から「ありがとうドキドキ」と言われると、一人でちょっとかがんで挨拶しました。


そして、みんなから拍手をもらいました。


ちゃんと役目を果たせてよかったです合格



披露宴では、来賓の方々のスピーチがありがたかったです。


娘の大学時代の恩師が娘がジャズ好きなのを知っていて、


「ジャズは人生そのものです。


テーマが流れ、その後一人ひとりの個性を発揮するアドリブが入ります。


お互いにぶつかり合ったり、影響を受けて高め合ったり、


違う楽器同士の音の衝突や駆け引きがあります。


でも、最後は初めのテーマに戻っていく。


そんな家庭にしてほしいです」


と言うような意味のスピーチをされて、心に沁みました。ニコニコ



娘の高校時代のテニス仲間の出し物には、


自宅で撮影したビデオに、私もサプライズでお友達にジュースを出す役で出演していたので、


「えーっ、これはうちの家やわ」とか、「えーっ、お母さんやわ」


と言う娘の声が後ろの席まで聞こえてきて、しめしめと思いました。にひひ


西野カナの「ベストフレンズ」と言う曲を5人の友達がライブで歌い、音譜


スクリーンでは高校時代の写真が流れ、会場も笑いに包まれて良かったです。


「いい人にめぐり合えてよかったねビックリマークこれからもずっと幸せでいてください」


と言う私のメッセージで終わりました。



彼は、翌日誕生日のお母さんプレゼントをしました。


彼のお母さんは号泣されていました。


これは二人のアイデアで、ぬいぐるみの犬の首に誕生石のネックレスがかかっていて


素敵でした。



式の最後に娘がピアノで、ラベルの「水の戯れ」を弾きました。


娘の音楽人生の中で一番難しい曲なので、この選曲にビックリしました。目


この曲のいいところは、現代音楽+ジャズ風なので、


不協和音あり、水が流れるような不思議な音の組み合わせあり、


また何よりみんながあまり知らないので、間違えても分からないところですチョキ


素晴らしい演奏でうっとりしました恋の矢親ばかですよねべーっだ!



そんなこんなで、お客様も笑ったり、ジーンとしたりで楽しまれたようです。


出口で新郎新婦、両家の親で挨拶している時に


「アットホームな雰囲気でよかったわー」


と言う声が聞こえてきました。



無事に結婚式が終わってホッとしました。


これで子供達の行事がすべて終わり、責任を果たした思いでいっぱいです。


これからは主人と旅行に行ったり、趣味の時間を楽しみます。


「えーっ、今まで以上に遊ぶのー!?


と言う声が聞こえてきそうですが・・。