今日は、まず私の作品、「野ばら」を合評してもらいました。
主人公のさっちゃんは、おばあちゃんの誕生日に、「野ばら」を歌うプレゼントをしようとします。
さて、この話は5歳向きの絵本の公募を目指しているので、
果たして5歳の子に「野ばら」と言う難しい歌が歌えるのか、
と言う根本的な問題が発生しました。
見よう見まねで歌うにしても、そこの状況が書けていません。
そして先生からは、「さっちゃんの目線で書いてみて」と言われました。
さっちゃんの気持ち、見えるもの、言葉・・。
性格、着ている物、容姿、家庭環境、どんな遊びをしているのか等、
キャラクターを立ち上げなければいけません。
また、絵本は15場面なので、話の展開にも一工夫要ります。
実際に「野ばら」を絵本に描いてみたいと思いました。
できるかな
もう一つ出された作品は、とてもユニークな動物達が次々と登場して、
楽しかったです。
特に初めて聞く名前の動物は行動や性格が面白く、
絵本も描いて来られていましたが、その姿も正に「絵になる動物」でした。
この動物に会うために作者は、東京の上野動物園まで行かれたそうです。
写生をし終わったときに、動物が彼女に挨拶してくれたみたいで、
大好きな気持ちって伝わるものなんだなぁと思いました。
最後に先生が公募に出されて、絵本として出版された作品も見せていただきました。
「おしゃべりな毛糸玉」沢田俊子作・小泉るみこ絵(文研出版)です。
原画は先生と娘さんの合作で、出版された絵本の表紙などは元の絵そのままでした
すごいですねぇ
色々な色の毛糸をつないで編んでいるおばあさんでしたが、
それぞれの色にまつわる思い出も一緒に編みこんでいくようなお話です。
1ページめくるたびに、違った世界に放り込まれます。
海の青、お雛様の赤など印象的でした。
ところで、絵本を芸術作品として認めている国もあります。
私は1ページごとに絵と対話し、登場人物と自分をリンクさせたり、
背景に描かれているほんの小さな出来事から
色々想像するのが大好きです。
言葉になっていなくても、絵は多くを語ってくれます。
でも、作者の頭の中でいろいろな言葉をめぐらせてイメージされた絵だからからこそ、
読者が絵を見た時に想像力を膨らませることができるとも言えます。
こんなことを書くと、また、「くにこにこさんはまじめやねぇ」って言われちゃいそうだなぁ
今日は、数えただけでも10回以上言われました。