数年前、妙なことに気づいた。
「麻木」とググると、なぜか中国語のツイートがズラズラ並ぶのだ。
薬膳を学び始めて、その謎が解けた。
薬膳学校では土台の理論として中医学を学ぶのだが。

そのテキストにやたらと「麻木」とでてくるではないか!

「麻木」。それは・・・。
「四肢の痺れ」のことだったのだ!。麻酔とか麻薬とか麻婆とかの「麻」。
あのツイート群。あれは中国の皆さん方が「手足のしびれの悩み」について語り合っていたものだったのだ!

ということは?
「麻木久仁子」は「痺れ久仁子」?
あはは!これではアジア進出は難しそうだ。

さて、この歳になると手足の痺れはよくあることで、実は私も手の痺れに悩まされた時期があった。ちゃんと病院で診察を受けて、リュウマチなどの病気から来るものではないとなれば、薬膳的には「水の流れの滞り」を原因のひとつと考える。体内の水の流れが滞り、むくみが生じると関節などの節々に痺れが出るのである。

そんな時お勧め食材の一つがハトムギ。
たくさん茹でておいて、1回分ずつに小分けして冷凍しておくと便利です。
サラダに入れたり、スープに入れてもよし。チャーハンに加えても。いろいろちょい足しして。


気の巡りをよくする蕎麦の実のリゾットに、ちょい足しすると、気の巡りと水の巡りを同時に改善する組み合わせになるかな。

日頃のお茶をハトムギ茶に変えてみても。

ハトムギは生薬名を「薏苡仁(ヨクイニン)」といい、漢方薬にも含まれています。むくみ取りだけでなく、肌の不調にも良いいわゆる美肌食材でもあります。冬の乾いたお肌にもよし。
これで手の痺れはだいぶ治まりました。

立春とは言ってもまだまだ寒い。
みなさんもくれぐれも体と心を労って。気をつけてくださいね。