昨夜はほぼ徹夜で『本のレビューサイトHONZ』の原稿書き。毎月24日がお当番日です。

今月ご紹介するのはこの本!

『第三帝国の愛人  ヒトラーと対峙したアメリカ大使一家』エリック・ラーソン/岩波書店


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いやあ面白かったですよ~
ヒトラーが首相になって初めてベルリンに赴任したアメリカ大使とその一家のお話。


政権の座にはついたものの、まだ絶対的な権力を握るには至っていないナチス政権。

急速に恐怖政治の基盤を固める、激動のベルリン行きを引き受けてしまった、外交官でも政治家でもない、一歴史学者の戸惑いと苦悩。

なんですが。


この本の面白いところは大使の娘・マーサの存在。

とにかく彼女、ゲシュタポの幹部からフランス大使館員からソビエトのスパイから、次々と恋におちていきます。

恋の舞台はアメリカ大使館!

大使夫妻は早寝なので………って!

ですが、彼女、
その過程で真のナチスの姿に気づいていくのです。

そして、戦後の人生もベルリンの記憶に縛られることになるマーサ。

華麗な晩餐会。綺羅星のごとく居並ぶ才能あふれる人々や地位の高い方々、お金持ちの皆さん!

そこに渦巻く権謀術数!

アメリカ大使の娘を、ヒトラーに取り持とうとする輩まででてくるんですよーー

これがノンフィクションなんですよーー!

これ、映画になりそうですわ


で。原稿を編集長に送って、

今日はマンモグラフィーの検査を受けに行ってきました(マンモグラフィーというのは乳がんの検診です)

おっぱい挟まれる時「グフん、イタタぁ」としおらしい声が出てしまいましたところ、検査技師さん、手早く頑張ってくださいました!

結果は来月主治医の先生から。

皆さんも
一年に一回、受けてみて!

早期発見につながる可能性があります!