本日、ラストシーンを当たっての、荒通し。
荒通しとはいえ、全体が見えたことで、自分自身がまだ繋がり切れていないところに気づけた。
この物語が1場からどんどんバトンを渡していき、ラストシーンがある。
積み上がっていくことが大切なことがそれぞれに気づけて今後の課題となればいいなと思う。

今回もプロデュース公演、劇団じゃないから演者の学んだ場所も違うし芝居の好みも違う。
正直やりやすい演者とそうでない演者も出てくる。もちろん相手にとってのあたしもそうだ。

あたしが学んだ場では、とにかく自分のための芝居はするな、相手役のために芝居をしろと言われた。感情で芝居をするなとも言われた。つい感情で芝居をしてしまうあたしの大きな課題だった。

舞台と映像の演技の違い、求めるのはリアルかナチュラルなのか。
細かいことを言えば本当にやり方が違っている。演技論なんて語り始めたら何時間でも喋り続けてしまう。

でも、今一番大事なのは、自分が習ってきた土台をうまく活かせる状態で、演出家の望む芝居をすることだと思う。
役者は楽器だとも言われた。奏者が違えば違う音色が奏でられるし、指揮者が違えば音楽が変わる。大事なのは、どんな相手にとっても最高の音が出せるのが良い役者だとあたしは思っているし、そうありたいと思っている。持論が正しいと押し付けるのは違う!

演出家は指揮者で、あたしたちは自分の様々な音色を調和してもらう。
だからこそ、いつでもどんな音でも望まれるものを提示しなければいけないと思っている。

経験があるため教わったことが一番と思ってかたまった自分の捨てるという勇気が必要だとも教わった。

自分の好きな演技をするんじゃない、このシーンこのセリフをどう伝えるか、それが一番な気がする。
それもシンプルに!

自分の課題がどれだけクリアできるか、幕が閉じるその瞬間まで闘い続ける気がする。





Rising Tiptoe#27 『咲く』作・演出・デザイン 宇吹萌
9月3日(火)~9月8日 (日)
@ザ・スズナリ
前売:4300円 当日:4500円
[星野クニ扱い 予約]
https://www.quartet-online.net/ticket/saku?m=0ndbihf
又は直接ご連絡ください!



via Kuni Hoshino
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