あなたは昔、こんなドキュメント動画を観た覚えがあるでしょうか?
この物語は当時5歳だった娘と母の物語である。
妻の千恵さんはがんと長く戦い2008年に33歳でこの世を去った。
父、慎吾さんの出した「はなちゃんの味噌汁」は多くの人に読まれた。
千恵さんは、はなちゃんが5歳になったとき、味噌汁の作り方を教えた。
朝早くに起こし、鰹節をカンナにかけて、
お出しを採るといった本格的な味噌汁だ。
はなちゃんが時にはむずがった時にも、
妥協せずに厳しく躾けた。
何故そこまでしたか?
いつどこで自分がいなくなっても大丈夫なように。
娘が一人でも強くたくましく生きていけるように。
母の娘に対しての深い愛と絆が、
私の心に深く突き刺さる。
千恵子さんは音楽の先生をしていた。
あるとき音楽発表会に親子3人で「ハナミズキ」をうたった。
楽しそうに歌う千恵さん、元気な大きな声で歌う、
はなちゃん、少し恥ずかしそうに歌う慎吾さん。
そこには、まぎれもなく幸せな家族がいた。。。。。
慎吾さんの文章にこんなことが書かれていました。
葬儀後も立ち直れない父に5歳の娘は言った。
「パパ、また悲しい顔しとるよ。大人のくせに。つまらんねえ」
言われた父は「はなは時々、大人になった」と書く。(笑)
21歳のはなちゃんは、今も朝ごはんの味噌汁を
母の思い出と一緒に作っているはずだ。
千恵さんのブログ https://plaza.rakuten.co.jp/cmbird7/