クニさんです ^^

今日も「クニブロ。」へようこそ!

 

 

 

 

 

 

大学時代ふと思い立って港区

乃木坂にある旧乃木

ひとりで訪れたことがありました。

 

 

 

 

 

 

乃木大将がどういう人物

なのかもわかっていなかった私が

どうしてそこへ行こうと思ったのか

自分でもでしたし…

 

 

乃木坂という名の駅に降り

たのもその時が初めてでした。

 

 

 

 

 

 

当時は乃木の中に入って

各部屋を見学することが出来ました。

 

 

 

 

 

 

その日は夏のい時期でクーラー

のない家の中はモアっと蒸し

暑かったです。

 

 

 

 

 

 

いくつかある部屋のうちあるひとつの

部屋の前で私は立ち止まりました。

 

 

 

 

 

そこは乃木大将奥様

殉死(じゅんし) された部屋で、

 

 

当時のお二人のまみれの服

畳の上に広げられて展示されて

いました。

 

 

 

 

 

その時なぜか

 

そこにいるはずもないお二人の

気配にフンワリと包まれた

気がしました。

 

 

 

 

それは夏の蒸し暑さとはまた別の

生温かな気配でした。

 

 

 

その気配は決してもの

ではなく…

 

しい感じがして…

 

 

目の前の悲惨な光景との

あまりのギャップに不思議な

気分になりました。

 

 

 

 

 

 

それから長い長い時を経て、

 

先月乃木坂に用事があったので

久々に旧乃木

訪ねてみました。

 

 

 

 

 

 

以前と違って家の中に入ることは

出来ませんでしたが、

 

家の外から窓越しに部屋の中を

見学できるようになっていました。

 

 

 

 

 

 

お二人が殉死されたお部屋も

窓の外から見えましたが、

 

 

そこに以前は展示されていた

ご夫妻の服は無く…

 

 

お二人が亡くなった位置が

示されているだけでした。

 

 

 

 

 

 

乃木大将(1849~1912)とは、

日清・日露戦争を戦った陸軍大将

乃木希典氏のこと。

 

 

明治天皇崩御の後、

後を追って殉死(じゅんし)

 されました。

 

 

 

 

 

希典氏はお一人で逝かれる

おつもりでしたが…

 

 

静子夫人は希典氏の後を

追って殉死されたと言われて

います。

 

 

殉死の殉死…

 

 

 

 

 

天皇の後を追って殉死する

だなんて今の時代を生きる私達

にはとても考えられないことです。

 

 

 

ご夫妻共に余りに純粋過ぎて

想像しただけで胸が苦しくなるほど…

 

 

 

 

これが今からわずか100年

ちょっと前にこの国で起きた

出来事なのです。

 

 

 

 

 

 

乃木ご夫妻は最後に一体

どんな言葉を交わしたのだろう?

とか…

 

 

どんなご心情だったのだろう?

などと…

 

 

いくら考えたところでわかるはず

もないことをボーっと考えて

しまいました…

 

 

 

 

 

 

 

その後、

お隣にある乃木神社

お参りしました。

 

 

 

木々の一部が美しく紅葉して

いて気持ちの良い風が吹いて

いました。

 

 

 

 

 

 

 

今日もあなたの共鳴にありがとう♪

クニさんより