皆さん、有難うございます。
まず。
言うまでもなく、全ての被災者が「甘え」ているのではなく、ましてや家や大切な家族を失い、毎日押し寄せてくるどうしようもない哀しみと戦っている人たちに向かって、
「甘えるな」なんて言える訳がありませんよね。
「甘えるな被災者」という言葉だけが独り歩きして、そんな人たちの哀しみを深めてしまわないことを願っています。
3月11日以来ずっと、被災した人や被災地から避難してきた人たちと接してきました。
ほぼ毎週のバスによる送迎、被災地での炊き出し、支援物資の移送、河口湖での子どもたちや親子の受け入れ。
この支援活動が今日まで行ってこれたのは、被災者のためを思う人たちが提供してくれた、お金とモノと時間のお陰です。
被災した人も、支援を呼びかけた私たちも、そのことには心から感謝しています。
けれど時間の経過とともに、なんとなく支援されることに慣れて、それが当たり前のように思い始めたのではないでしょうか。
良かれと思っての、至れり尽くせりの被災者支援が、自分自身での生活再建を諦めさせてしまったのではないか。
困っていることは何でもボランティアがやってくれる、ボランティアはそれをやらなければならない人たちなのだ、と思わせてしまったのではないか。
無我夢中でやってきたこの五ヶ月間の猛省です。
被災した人と支援する人の中間の立ち位置にいる私に、一部の被災者の思い違いと、多くの支援者のシラケ気分が伝わってきました。
「甘えるな」は、いつまでも続くこんなボランティア支援はないのですよ、もう終わりましたよ、という警鐘ですね。
ボランティアは被災者に寄り添って、自立を助けるために活動する任意の民間人であって、等しく全ての人を救わなければならない公的な立場ではありません。
繰り返しますが、これからは、
復興を夢見て立ち上がる人、夢を叶えるために頑張る人だけを応援することにします。
そこで。
河口湖の「森と湖の楽園」で今、10棟のドームハウスを突貫で建設しています。
(連日強い日差し中で作業してたら、日焼けで肩の皮がむけてしまいましたね)
オリャーっと気合入れて、一気に4棟、今日は5棟目と室内の二段ベット作りです。
このドームハウスは、復興事業に従事する職業訓練学校の受講生や自分の夢実現のためにやってくる青少年たちの「夢実現塾」の合宿所にします。
このドームハウスはもうすぐ被災地にも建設して、現地で積極的な復興事業や青少年の「夢実現塾」を展開します。
合言葉は自立。自分で生きてゆくチカラ。です。
いつまでも、甘えてられないですからね。