まだクリスマスの余韻が残ってて、サンタとトナカイが私の頭の中をよぎってるのですが、世間は正月です。改めてみなさん明けましておめでとうございます。

 新聞の番組欄みたらつまらなそうだったので今日は映画を見てきました。今日は映画の日でもあるので1,000円で見れました。

 スマイル という映画で陣内孝則が監督で、森山未來が主演の映画です。アイスホッケーの経験のない人が小学生のアイホチームの監督を務めて北海道一のチームにしたお話しです。

 主人公は実在の人で、大学で児童心理学を学び、メンタル面で子供達を鍛えて過去に4チームの監督を務め、全てのチームで北海道一に輝いた伝説の人物らしいです。

 先月封切りになった映画ですが、封切りしたとき監督の陣内孝則は複数のラジオ番組に出演しPRしてました。自身のかつて心に残った言葉を紹介してました。

 マラソンの瀬古選手のコーチをした人の言葉です。「今の瀬古にかなうヤツはいない。いるとすれば、それは自分のために走る選手じゃなくて誰かのために走る選手だろう。」

 映画はスマイラーズという弱小チームの話しで、最初は笑いを取る場面が多く、ふざけた映画だと思いましたが、終盤にかかるとタイミングよく涙をさそう場面が多く、邦画にしては奥の深い出来のいい作品だと思いました。

 話しの中で「誰かのために戦う」シーンが随所で見られました。ある選手は車椅子の妹のために戦い、ある選手は実の親じゃない育ての親のために戦いました。

 最後は北海道一をかけた大会の決勝の試合でした。始めはリードされてましたが、どんどん追い上げ、同点に追いつきます。残り30秒のところで相手チームの監督はタイムをかけ「あんなチームに負けたら恥じだ!」と激を飛ばしました。

 対する森山未來監督は「自分を犠牲にして誰かのために戦うヤツに怖いものは無いんだ!」と励ましました。

 終了寸前でスマイラーズは得点をあげ優勝しました。

 上演が終わって退席する客は、私を含めみんな鼻水をすすって映画館を出ました。