8月15日74回目の終戦記念日を迎えました、
戦争が終わったのは、私が5歳の時でした。私たちが子供の頃に、当たり前に行っていた季節折々の習慣、言葉が、今では、使われなくなり、熟高年世代以後の人達に通じなくなっています。
日本の古き良き習慣、言葉は夏に関するものが多いことにも気がつきました。
全て子供に親や、年寄りが身をもって教え、語り伝えたものです。
※穴あき5円玉は紐に通しておく。やかん一杯の水は命を守る。
関東大震災で避難した際に持参した、大切な品。
親に躾けられ習慣になった事。
※寝る前には、台所の桶に水を張る。
今だにこの習慣は続けています。
※部屋全体を覆う蚊帳を張る。
部屋の四隅のなげしにある金具に蚊帳の四隅を引っ掛け、部屋全体を覆うように張ります。小学生になると見よう見まねで子供でも張れるようになります。蚊が入らないよう、出入りの仕方は子供でも知っていました。
※蚊取り線香は夏の必需品 お皿に蚊取り線香を支える簡単なものを置くだけなので、蚊取り線香の周りに燃えやすいものは置かないように注意する。
※行水
家に風呂がなく、銭湯に行くのが当たり前の時代。夏は、庭先にタライを置き、ゴミを燃やすために置いてあるコンロに水を張った一升釜でお湯を沸かし、お父さんから順に家族全員が一人ずつ汗を流します。
お湯も少なくなるので、お釜に水を差しながら、沸かし続けます。火を絶やさないよう、燃やすのは子供の役目でした。ゴミだけでは足りないので、昼間の内に近所の神社で、落ち葉、小枝を集めて準備します。
今でも道を歩いて小枝が落ちていると「燃えやすそう!」と思います。行水をするための準備、後片付け、次に浴びる人への心遣いも習得していました。
※寝る前、寝巻きに着替える時、脱いだ順に、きちんとたたみ、重ねて枕元に置きます。
戦争中、空襲がいつあるかわからないので、直ぐ洋服を着れるようにして就寝するのです。
※竹箒を使っての庭掃除。
※庭の半分を耕し、野菜作り、その手入れ
トマトを収穫した時は、重さを秤で測るのが楽しみでした。それも棒秤を使用しました。
※学校が長い休みになる時、休み明けに登校した時の大掃除には新聞紙を持参し、窓ガラスを磨きました。
※70代になり滑舌が悪くなるのを防ぐために、JAZZのボイストレーニングを続けました。「砂に書いたラブレター」が課題曲になった時先生が「大昔に流行った曲」と説明したのにショックを受けました。我が青春が大昔と言われたからです。
※昭和初期に生を受け、育ち、結婚し、子供を育て、平成で晩年になりました。後期高齢者で令和を迎え、天寿を全うするのもそう遠くではありません。
我々世代がこの世からいなくなると、使わられなくなった、習慣、言葉を語り繋げる事も出来なくなるのだと思うと残念な気がするのは私だけでしょうか?