顕進様が真のリーダーシップのあり方について語られた内容を、個人のノートから紹介します。
「真のリーダーは、適切な先例を立てます。そして、後方からではなく、先頭に立ってリードします。彼らは『従う』ことによってではなく、『行う』ことによってリードします。言い換えれば、彼らは、自分自身でやったこともないことを他の人がするようにと要求することはありません。
リーダーシップが発揮されるのは、大変なリスクと不確実性がある場です。優れたリーダーになりたいのなら、そういう場でも心が平安でなければなりません。このことは、リーダーシップの人格を開発する上で絶対的に重要です。皆さんはそれを恐れたり、それに圧倒されたり、それについて不安を感じてはいけません。ですから自信を持つことと、実績を積み重ねることがとても重要なのです。見せかけは通用しません。能力と実績に基づく真の自信を持っていなければ、重大な挑戦の瞬間に崩れ、失敗することになります。
リスクと不確実性のある環境では、リーダーが全体的なリスクを緩和する能力を持っていることが重要です。したがって、彼らは、そうした環境でも平常心を保つことができるようにするために、その分だけ多く準備し、より深く状況を認識し、その分だけ多くの実績と能力を開発しておく必要があります。リーダーはでたらめなやり方で物事を行ってはなりません。従う人であれば、いくらでたらめに物事を行ったとしても、彼らをリードしている誰かがいて、悲劇的な運命から彼らを守ってくれるかもしれません。しかし、リーダーにはそういう贅沢は許されません。彼らはもっと深く状況を認識し、もっと能力があり、問題を理解し、真の自信を持っていなければならないのです。そういうものが、リーダーが開発しなければならない人格的特性です。」