御父様と顕進様のみ言葉
2006年の夏にニューヨークで行われた夏のワークショップでカープメンバーは毎日のように続けて真の御父様から直接訓読説教を受ける恵みに授かりました。その時、最前列で毎朝話を聞く子供達に対して 御父様は大変に喜ばれながら、何度も語られた内容の一つが霊界でした。祝福子女達はもっと霊界の存在を理解しないといけないと言われたのです。そしてもう一つ私の印象に残ったのは、ご御父母様を目の当たりにみて満開の笑顔で喜んでいるメンバーに対して、御父様は「神はいつもお前たちと共に居るのに、お前たちの方は気付いていない。」と寂しそうに言われたことです。
顕進様も、2007年のカープメンバーの集会で、前線においてもっと「神」を意識し霊界を動員する事を学ぶようにと、御自身の万物復帰の霊的体験も踏まえて詳しく語られました。更に顕進様は同年のSTFのミーティングでは大自然の山の中で感じる「神」と同じ「神」を、街中でやる万物復帰の最前線の最中でも感じなければならないとも言われました。私達は2004年からずっと一世と二世・三世達に対する教育の本質的違いを求め探していた最中だったので、正に「神」が答えを下さった様に思いました。
新しい教育指導の試み
私達一世は蕩減復帰の道からはいっていかなければならない為アベル・カインの一体化が必要であり、その為必然的に組織が大事になって来たと思われます。そして、何よりメシアによって神に接木されないといけない私達は、「神」よりも先に御父母様に繋がろうとするのも必然的と言えます。しかし、原理的に堕落前のアダムとエバの立場にある祝福子女達に関しては、必ずしも親と同じ道を行く必要は無い訳で、その事が御父様と顕進様の話により、私にとって明確になった訳です。つまり、祝福子女の教育に関しては、アベル・カインよりも、組織よりも、メシアよりも、まず「神」から先に入っていかないといけないと言う訳です。そして、どの子供達も本来的に「神」を感じる「本心(良心)」が備わっているはずです。
とは言っても、現在の私達の子供達を見ると普通の子供と変らない様な所も沢山あります。しかしそれは今までの姿勢と教育のアプローチに問題があるせいかもしれないと思い、私は「価値観教育」と「為に生きる」生活を教育の柱としながら(「訓読家庭週報」参照)、更にその為の具体的指導方法として「4っつの教育概念」(霊的成長の4法則参照)を研究・実践して来ました。
その内容は子供達に大変喜んで受け入れられ、私自身もメンバー達が前線活動やセンター生活においてどんどん成長していくのがよく見て取れました。更に、カープ以外の祝福子女達にも同じ教育指導要綱を中心として作った新しいサービス・プロジェクトもさせてみましたが、それも効果的で私自身が教えられる事が沢山ありました。そして、それらの教育のなから解ったことの一つが、いかに子供達も私達親も、「神」をいつも意識して活動・生活することが大切かという事です。次に紹介する内容は、「神を意識する」ことの原理的・霊的意義とその実勢方法を更にくわしく紹介してしたもので、日常の家庭生活にも十分に使えると思うものです。