先週、上映期間終了一日前にクリント・イースドウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」を見てきました。

栗林 忠道, 半藤 一利
栗林忠道 硫黄島からの手紙

映画自体は監督自身が述べている通り、低予算で急遽作られた感が否めませんでしたが、あとにじわ~っと残る面白い作品でした。

渡辺謙よりも、二宮のほうが写っている回数は多いのではないでしょうか。

個人的には硫黄島の激戦は、父から聞いたことがありました。

でも、想像とはいえ映画で再現されると迫力ものです。ズシンと心に来てしまいました。

映画が終っても、客のほとんどはすぐに帰らず、英語で書かれたスタッフロールを見ていました。

泣いている人もいました。

不覚にも私も少量の涙が・・・。(最近、人の気持ちが心にしみ込んでしまいがちでして・・・歳でしょうか。)

私の嫁は、立ち上がろうとした帰り際に、「ヒヘェ~!?寒気がするっ!!」と小声で叫びました。

嫁曰く、映画の途中から喉が渇きだし、吸う息が埃っぽくて、寒気がしてきて身体がだるくなってきたとのことでした。

顔を見ると、確かに青白く、乾燥しつつも涙が出た後のような赤い目をしていました。

まるで、洞窟の中をウロウロしていた映画の中の一人になった気がしたようです。

嫁の場合は人の気持ちがしみ込んでくるのではなく、その人になってしまうようです。

ある種のヒョウイでしょうか。

今後は、気を付けることにしました。

映画館を出ますと、全ての不快感は消えてしまいました。

その後、何事も無かったように、夫婦揃って廻る寿司をたらふく食べて帰りました。


※「しかし、アメリカ人って、戦争していない時がないくらい、ず~っと戦争ばかりしているなぁ・・・。」と、隣の嫁に向かって話したつもりが、そのまた隣に居た女性と目が合い、大きな瞳で睨まれてしまいました。白人でした。真横に異国人が居たなんて、気付かなかった・・・失敗です。