4月22日(火)

今日でインドから戻ってくるまでバンコクとはしばらくのお別れ。

9時30分にホテル(アンバサダー)の1階ロビーで友人と待ち合わせて、チェックアウト。

WTCフードセンターで朝食。マーブンクローンに比べて結構小ぶりのフードセンターだった。


WTCフードセンター

しばらく食べることのないタイの食事。深く味わう。でも個人的には

マーブンクローンの方が美味しいかった。


その後、ウロウロしつつホテルに戻って、タクシーで空港へ向う。ホテル内で待っているタクシーは300バーツと高めだったので、別のタクシーに乗る。メーターで140バーツ、高速代で30バーツ+40バーツだった。

高速道路はガラガラで、約30分かかって12時30分頃空港到着。

友人K曰く、これからインドではあまり美味しいものは食べらないから、ここで何か食べておいた方が良いとのことだった。本当か!?と思いながらも、普段はあまり食べないケーキとコーラを食す。

友人Kは関西空港行きのタイ航空便、こちらはインド・デリー行きのインディアン航空便で、両便ともほぼ同じPM2時10分頃バンコク発予定。

友人Kがインディアン航空の出発ロビー近くまで付いてきてくれた。その間、友人Kは意味ありげな笑顔を浮かべて、「インドは大丈夫やで!」と聞いてもいないのに呟いた。ん~、期待と不安が巨大化していく~!!

インディアン航空の飛行機を見ると、ジェットエンジン2発のあまり大きくなく、お世辞にも新しく綺麗な機体とは言い難いものだった。ん、ん~!あまり機体に期待していなかったが・・・と、くだらない駄洒落を浮かべつつ、友人Kを見ると「タイ航空のお古、中古ぐらいやろから大丈夫!!」と訳の分からない気休めを言われる。

友人Kはまたもや「大丈夫!」と言い残し、タイ航空の方へと去って行った。(ちなみに友人Kは夫婦で世界一周バックパッカー旅行経験者で元JTB社員。)

これでしばらく日本語ともオサラバだ。

乗る前にライターチェックがあって、もちろん没収される。と言うより、本当に没収されるのかどうか、没収される時の対応を見たくて、半ばわざと使い捨てライターを差し出した。やはり、ライターの引換券などは貰えず、本当の没収であった。没収したおっちゃんのライターを手にした時のニヤリと笑った顔が忘れられない。

少しわくわくする瞬間、そう、搭乗の時間となる。

No.10Fのシートだ。丁度、翼の上あたりの位置の席だ。

機体は小さい。3+3列シートだ。機内の装備も古くて、何も付いていない。

機体の真ん中辺りは薄いカーテンで仕切られている。どうやら、ファースト、ビジネスクラスとの境界らしい。どう見ても、あまり変わりはないように見えるが・・・・・。

客はガラガラ。インド人?がチラホラ乗っているだけだった。

シートはリクライニングが潰れていて、何度引き起こしてもリクライニング状態になってしまう。レバーをガチャガチャしていると、レバーが取れてしまった!し、知~らないっと!少し、リクライニング状態でゆっくりと離陸を待っていると、後ろの席の子連れのインド人女性がリクライニングを元に戻せと言う感じで背もたれを小突き始めた。そ、そんなこと言っても潰れとるからしゃ~ないやないかと思いつつ振り向いて、たどたどしい英語でブロークン、クラッシュと説明するも、逆にインド人かあちゃんは油を注がれたかのように更に強い口調で訴えてきた。元はと言えば、あんたらインドの飛行機が原因やないか!!と思いつつ、こりゃ無理だ、分かり合えないと判断した私は前に向き直り、背もたれを手で戻し、しばらく電気椅子状態のように手で支えた。インドかあちゃんはそれで黙った。いや騙されたと言うべきか。離陸する頃には手を離したのは言うまでもない。

2時10分バンコク・ドムンアン空港滑走路から古い機体はフワッと浮き上がり、空港横のゴルフ場を横目にして微笑みの国・タイを飛び立った。さようなら、タイ。さようならバンコク。しばしのお別れだ。一人心の中で元気に帰ってくることを誓う。

機内食はチキンカレーかポークカレーのどちらかだった。さすが、インディアン航空。で、チキンを頼む。

カレー+サラダ+パン+バター+甘いシロップ漬けのいも?だった。味はまあまあだった。いもは甘すぎて食べられず。

窓からは、ミャンマーらしき陸地が見え、すぐに海岸線が見える。海岸線を飛び過ぎると海が広がった。多分、インド洋だろう。所々で、ポツンポツンと島が見える。綺麗な海と島だ。何処だろう?

地球の歩き方でデリー空港での注意点やニューデリーの部分を再度読む。

気が付くと、インドの陸地が見えてきた。もうインドの上を飛んでいるようだ。

「これがインドかぁ・・・。」気分が少し高揚する。

機内にて、入国カードとSARSの質問表に記入する。何処の国から来たのか、SARS発症国を経由していないか、ここ最近、熱が出るようなことはなかったか・・・そんな質問だった。英文だったので、間違わないように何度か読み返し丁寧に記入する。

機体が徐々に高度を下げ始めた。窓の外を見ると、広がる茶色の大地が間近に見えてきている。

更に機体は高度を下げる。まばらに立つ建物や深緑の樹木に道路、車・・・インドの生活が見え始めてきた。着陸少し前、茶色の大地は引き裂かれ谷となり、その近くに道があり建物が見えた。何故か厳しさを感じた。

インド時間午後4時20分頃デリー空港到着。時差は日本とは3時間30分、タイとはサマータイムで1時間30分。約3時間40分の空の旅だった。

入国審査前にSARSについての質問を一人一人に確認される。一人残らず全員に対して、白い服を着たインド人係官?が席に相対して座って丁寧に質問をする。き、き、厳しい!!インド人係官のギロリとした大きな眼がやけに威圧感を与える。しかも、インド英語がよく聞き取れない。あちらもジャパニ英語はよく分からないと思っていただろう。無事、通過。

入国審査官は「こんにちは」と日本語で話しかけてくれた。あまり余裕がなかったのでとりあえず笑顔で返す。外人用の出国ゲートには白人グループと個人で合計4組ほどだけ。日本人らしきおっさんも一人見かける。仕事か?あとはインド人だ。

地球の歩き方に書いてあった通りに、ゲートを出た右側の方の銀行で$100をルピーに両替。確かに丁寧でぼったくらない笑顔な両替のおっさんだった。$100が4,550ルピー(RS)に。$1が約120円なので、12,000円が4,550ルピーだから、1ルピーが約2.6円ぐらいだ。タイ・バーツより少し安めか。

さあて、これからニューデリーに向うか!と静かな気合を入れて空港から出た。


   つづく