出すものを出して、すっきりした後、アユタヤー歴史研究所へ向う。
暑い日差しの下、テクテク、汗ダラダラと歩いていると、レンタサイクルに乗った人を二人ほど見つける。
やっぱり、自転車を借りておいた方が良かったかも・・・と、風を切りながら走り去るレンタサイクル旅行者を横目に、日影をよって捜しながら歩く。
他に歩いている人は全くいない。バス、ソンテウ、トュクトュク、車しか走っていない。
自転車は、あっという間に消え去って行く。
ぁ、あ、あ、暑い!!体力は続くが、あまりの暑さで気が萎えそうになる。
地球の歩き方の地図と、腰につけた小さな方位磁石を頼りに、無心で歩く。
池のほとりにあったドライブインの様なレストラン群の一つに入る。タイ人たちで結構賑わっている。
おきまりの、フライドライス、ペプシを注文する。
他でもそうであったが、フライドライスは皿いっぱい大盛りだ。ペプシの炭酸がすごく気持ち良い!!!
煙草をふかしつつ、少し休んでから歩き出す。
中々、研究所に辿り着けない。ん~、何処だ!?単純な街づくりのはずだが、目印になる目立つ建物があまりないために、少しうろつく。
学校の門前で地図を見ていると、守衛のおじさんが近づいてきて、研究所の場所を教えてくれる。
片言の英語。こちらも片言の英語で礼を言う。おっちゃん、ありがとう!
5分もしないうちに研究所に到着。周りはがらんとしていて誰もいない。
入場料100B(バーツ)約280円。入口は2階にあった。
建物内はすごく冷房が効いている。広くはないが、それなりにアユタヤの歴史がコンパクトに分かりやすく展示してある模様。
日タイ修好100周年記念で作られたのに、日本語の説明文やアナウンスはなく、全てタイ語と英語のみ。当たり前か。かろうじて、英語で理解する。旅行へ出る前に、NHKのセサミストリートでヒヤリングの練習をした甲斐があった。
ここでも暫らく座って休憩。観光旅行者らしきおばちゃんも、床にでっぷりと座って休憩している。何処の国のおばちゃんも同じなんだなあと思いつつ研究所を後にする。
近所の観光情報センターへ向う。
今更ながらもアユタヤの地図と列車のタイムテーブル(時刻表)を貰ってくる。ついでに、チャオプラム市場方向へのバスでの帰り方をつたない英語力を駆使して聞く。
5と6番のバスらしく、センター前のバス停で待つ。バスを待つ。誰もいないバス停で、バスを待つ・・・・・30分待ってもバスは来ず。何かの間違いか!?来ないものは来ない。
さっきの学校前のバス停まで移動。あれっ!?結構たくさんの人がいる。子供たちも待っている。さっきのはバス停じゃなかったのかあ!?ん~・・・。
少し待っている間に空が曇り始めてきた。雨の気配。あ、怪しい雲行きだ~。ヤバイ!
気配を察したバス待ち客の一人が、足早にモーターサイ(バイクタクシー)で走り去ってゆく。
このバス停でも30分待つ。来ない。バスを待って合計1時間。日本では考えられない時間感覚。旅に出て、だんだんと時間の感覚に変化が出てきた模様。急いでもなあ~というのんびり感覚が、何故か心地よく感じてくる。
雨が今にも降りそうだ。手をかざすと数滴の雨滴があたる。降ってきた!
急いでモーターサイおっちゃんに「タオライクラップ?チャオプロムマーケット?」とたずねる。
「20B」20B?高いのか安いのか見当も付かない。・・・日本円で約56円か・・・わ、わ、分からん!
「O.K プリーズ」とバイクに乗せてもらう。
乗ってすぐに雨足が強まってくる。雨が容赦なく目に入ってくる。目を閉じるといいが、バイクの二人乗りで、それも何だかコワイ。容赦なく大粒の雨は顔にぶち当たる。コンタクトレンズが飛ばないように極細の目になりながらも前を見つつ、バイクは進む。チャオプロム市場手前の橋の辺りで、まるで見本のような豪雨!!おっちゃんも運転しながら「ワォッ!!」と叫んだ。
着いた頃には全身ずぶ濡れ状態。おっちゃんもずぶ濡れネズミ状態。お互い苦笑い。ありがとう!
あたりは雨水で水浸しになってしまった。
雨水浸しのマクドナルド前辺り
雷が鳴って、しばらくしてからようやく雨が止んで、空は見る見るうちに晴れ渡った。
気温も少し下がり、結構過ごし易くなる。
部屋に帰ってから、服を着替えて少し散歩にでた。
パサック川を渡り、念のためにアユタヤ駅へ時刻表を見に行くことにする。
2等の予約をしてみようと窓口を捜して少しウロウロ・・・そんなに真剣に予約をしようと思っていなかったので、明日は明日で何とか行くだろう精神で予約をせずに駅を出る。
駅を出た所で「どうした?」と怪しいおっさんが話しかけてくる。どうもトュクトュクおっさんらしい。
「明日帰る。」と言うと、「観光は?」と聞いてくる「sight seeing today finished」と言うと「何だ~。」と言う顔をして去って行った。
パサック川渡し舟上より
駅からの帰り道にあった道端の魚屋さん
日が暮れ始めると、綺麗な夕焼け空になった。
綺麗だなあ~、と煙草を一服。うまい。
夕焼け空を見ながら煙草を吸うのがこんなに美味いとは。
平和なひととき。旅で最高の一瞬かも知れない。
夕暮れのゲストハウス
明日は、早起きしてバンコクに戻る予定。
歩いて周ったアユタヤも、良かったと思いつつぐっすり眠る。






