今日から 一人 中途入社してきた
阿部君 35才
うちの会社は 新卒が基本 中途採用は
4年ぶり 非常に珍しい
中途採用の理由は 2通り
実力のある 即戦力か
縁故入社か
そして 縁故のコネは 過去 だいたい
上層部が 絡んできた
そのあたりのことを わかってる社員たちは
どう接していいか 戸惑い気味
ぎこちなく 様子を見ている といった感じ
気持ちは わかる 万が一 取締役クラスの
知り合いだったら …
でも まっ そんなに気にせず 普通に
接すればいいのにね
なーんて 言ってる俺は 研修の担当を
免れたから こんなに 気楽に 構えて
いられるんだけど
阿部君を研修するのは 俺の 一つ上の
竹内先輩
竹内さんは 本当に優しい 優しさに
満ち溢れている そして 自己犠牲の
精神も 持ち合わせている
だから 今回の担当も 適任だと思う
昼休みに 会社に戻ると 阿部君が
営業成績表の前で 穴が開くほど
グラフを 見つめている
ま、まずい
たまたま紹介が 重なっただけなんだけど
俺のグラフが いまのところ 1位だ
変に 興味を 持たれてもなぁ
あっ 竹内さんと 目が合った
俺の 困り顔を 見られてしまったか
すると 竹内さんが 近づいてきて
『 大丈夫だよ 彼から何か聞かれたら
くんちゃんは 変態だから 近づくなって
言っとくから 』
えーと …
ありがとうございます ( ̄(工) ̄)