消防レスキューには競技会があります。
それに向けてチーム編成で練習して、署内大会、県大会、中国大会、全国大会まであります。
各種目は救助現場を想定して競技として規定されています。
僕が加えてもらったのは"応用登はん"。
宙吊りのロープを使って高所へ登る技術です。
登り役は利き足をロープに絡めて、両手で交互にバランスを取りながら登ります。
下にはロープを引いて、利き足を動かすのに合わせてロープを緩め、また締めるという登り役とタイミングを合わせて補佐する役割りの隊員の2人一組の競技です。
僕は脚のバネがあったので、登り役の後継者として加わりましたが、なかなか形になりませんでした。
1年経って、下の役をやってみるか?…と、先輩から言われて、下役をやってみました。
1週間くらい経った頃だったでしょうか?呼吸やタイミングが合ってきたので、タイムを測ってみる事になりました。
よーいドン!…………よし!(上に着いたら登り役がよし!と言います)
?…ストップウォッチを見ていた先輩がビックリしているのがわかりましたが、まさか…という事で、もう一回♪
よーいドン!………よし!
"やっぱり新記録だわ"…と、信じられないタイムが出たのです。
署内の選抜会では先輩チームが県大会に出る事が決まっていましたが、急遽僕に白羽の矢が刺さりました。
全国大会でも上位に値するタイムが出せていた様でした。
県大会(鳥取)は2位!
中国大会(広島)も2位!
遂に全国大会(名古屋)に出場する事になったのです。
これは一大事!
中国大会までなら出た種目やチームがありましたが、全国大会は初!
蒸し暑い夏の名古屋の大会でした。実は僕は名古屋の大学を出ていたので、この名古屋独特の蒸し暑さは良く分かっていました。
6月産まれで暑いのが好きだったので、コンデションは良かったです。
当日、緊張感はありましたが、上がるということは無く、とても良い集中した感じでした。
競技順を待つ間もイメージトレーニングをして、集中していました。
2組ずつ同時にスタートして、競争する方法です。
いよいよ本番!
よーいドン!
1!2!と登り役の先輩の動きがいつもより早くて空振り!3歩目で合わせて…
後はゴールまで!
タイム競技なので、後まで結果は分かりません。 全ての競技が終わり、結果が発表されました。
タイムで3番目、2番目のタイムが2組あったので、僕たちのペアは4位でした❣️
初めての全国大会で6位以内に入賞するのは、我が消防署始まって以来の快挙でした❣️
中3で走り高跳びに初出場して、郡体・県大会共に優勝した時の事が思い出されました。
目の前の課題に懸命に取り組み、第三者の意見を聞いて修正して、自分自身を活かし活かされる中で成果に結び付く…
またしても驚きの結果を得る事が出来ました。
あいだクラブで参加している選手や保護者の方に伝えたいのは、僕が経験して来たこういう事の根っこの部分です。
気づかせる指導から
気づく選手を育てたい
教えられるのを待つのでは無くて、自分自身で導き出し気づく…。
なかなか奥の深い事ですが、1/100くらいの確率で出てくる可能性があるのではないでしょうか?
根性は生まれ持ったものなので変わりませんが、性根は後天的に変わって行くので、そこを鍛えて気づく選手に育って貰いたいと思っています。
野球チームを持たない、個人スキルアップ教室…は、我があいだクラブが唯一です。
18年前に立ち上げた時のポリシーです。
立ち上げを決めてから出会った指導者が、今の総監督米田政記君です。
彼との出会いが無ければ、今のあいだクラブは存在しません。
これからも米田政記総監督を中心に活躍して行きます。