毎年、5月頃になると
我が家にある蜜柑や柚子の木に





















あおむしちゃんは
アゲハ蝶が卵を産むために
たくさん訪れるので
少しでも放っておくと
葉っぱが穴だらけになります (⌒-⌒; )
でも、全ての卵や幼虫を除けてしまうのは
しのびないので
時折、思い立った時に葉っぱごと取って
そっと他の場所に移していました
そして、今年も例年通り
葉っぱにはそれなりに卵が産み付けられ
気づくとかなりの量になっていました
更に外出が出来ない期間も長かったので
子供達と庭にいる時間が多く
たまたま子供と一緒にいる時に
生まれたばかりのアゲハ蝶の幼虫を見つけました
生まれたばかりの幼虫は
絵本の様に綺麗な緑ではなく
黒くて小さな小枝のようです
「これ、あおむしになるのよ」
と教えてあげると
「はらぺこあおむしちゃん!!」
「ちょうちょうさんになるの??」
と、興味津々







そして
「柚子の葉っぱを全部食べちゃうと困るから
別の場所にお引っ越ししてもらうね」
と言って別の場所に移すと
「元気でねー。大きくなってねー」
とお別れのご挨拶をすると
うーたんは別のことに夢中になって遊びはじめ
りーたんは、すでに興味は別のことに
気を取られお別れすらせずに遊んでおりました
その日の夜のこと

夕食の支度をしていた私に
窓の外を静かに眺めていた
うーたんが
「ねーねー、さっきのあおむしちゃんは?」
と聞いてきました
外を見てみると、風で飛ばされたのか
昼間置いておいた場所に葉っぱはなく
当然、幼虫の姿もありません
「風で何処かへ飛んでいっちゃったかな?」
と言った途端、うーたんの目に涙が…



「。。。あおむしちゃんは?
あおむしちゃんどこ?
いなくなっちゃったの?食べられちゃったの?」
泣きながら聞いてくる、うーたん
慌てて私は
「うーん、お散歩かな?(⌒-⌒; )」
そう言っても
「。。。あーおむしちゃん…
どこにいっちゃったの…!!」
しくしく泣き続けます
その後も、夕食を食べながら
お風呂に入った時、寝る間際まで
もしけして死んじゃったの??
どこかで怪我しちやったの??
なんで いなくなっちゃったの???
何度も何度も目を潤ませながら聞いてくる
うーたん
多分、明日戻ってくるから大丈夫よ
戻ってこなくても、どこかで
きっと元気にしているから…
そう伝えても
最後まで心を沈ませておりました

そこで翌朝。2人が起きる前に
柚子の木にあおむしがいないか探すと
丁度昨日と同じくらいの大きさの幼虫を発見!!
しかも2匹いたので
起きてきたうーたんに
「うーたん!昨日のあおむしちゃんが
お友達連れて帰ってきたわよ!」
と伝えると
あおむしちゃんとの再会を
「わーい💕わーい💕
あおむしちゃん、帰ってきた。わーい💕」
と大喜び(^◇^;)
でも、良い入れ物がなく
取り敢えず砂遊び用のバケツに2匹を入れて
育てることにいたしました
さて
ここから先は
虫さんの画像が出て参ります
苦手な方はご遠慮下さい
これ以上、読まれない方のために
ご報告いたしますと
結末はほぼ ハッピーエンドでございます
ご安心ください






















見つけたあおむしちゃんたち
2日目にフンの掃除と新しい葉っぱを
入れる為、バケツの中を覗きましたが
どうしても1匹しか見つけることが
出来ませんでした
それでも、双子たちは毎朝
柔らかい葉っぱを取っては
「あおむしちゃん、たべてー!」と
バケツの中に入れ
私はあおむしちゃんのフンを処理して…
ちっぽけで黒かったあおむしちゃんは
だんだん大きくなり
数日後
緑色の「あおむし」になりました
子供達は時々「美味しいから食べて!」と
キャベツや紫蘇、パクチーやお花をあげたり
(でも食べないので、次第に青虫の食べる
葉っぱだけをあげる様になりました)
と、お花と好物で飾って
あおむしちゃんは
ある日突然
サナギになりました
サナギになる前に虫カゴを
買ってこようと思っていたのに間に合わず…

バケツの何もないところに糸を張って
体を固定していました。すごいですね
でも
小さいとはいえ
バケツの上の方でサナギになってしまったので
脱皮して蝶になった時に落ちないよう
脚が届きそうなところに枝を渡し
枝の角度を毎日
「こうした方が安全かしら??」
「こんな感じの方が良いかな?」
と調整してみたりして
「いつ、蝶々になるのかなぁ…
」

と、私は楽しみにしておりましたが
子供たちはすっかり興味を失っていました(笑)
そして、あおむしちゃんが
サナギになって10日ほど経った
ある朝、ついに。。。!
蝶々になりました🦋

なんだかその羽の色も初々しく
まだどこか、あおむしの頃の面影を残して
(いる様に私には見えました 笑)
元気に羽を動かす蝶々を
子供達と共に網から出しました
「バイバーーーイ!!」
「げんきでねーーっっ!!」
あおむしちゃんとお別れした双子たち
数日後、庭にやってきたアゲハ蝶をみつけると
「あーっ!ちょうちょさん、帰ってきたよ
」

「また帰ってきてねー」
道を歩いていても
「ちょうちょさん来年まで生きてる?」
命がいつまで続くのか
とても気になるようです
数年前は
アリさんやダンゴ虫さんに対し
無邪気に笑いながら
それはひどいことをしていたので(⌒-⌒; )
色々と心配になったこともありましたが
成長と共に
命の奇跡、はかなさ、大切さを
子供なりに感じるようになるのですね
ちなみに
その後もう一匹、生まれたばかりの幼虫を
子供達と見つけたので
今度は虫かごに入ってもらい
またまたサナギになっております
最後に
こちらは、一代目あおむしちゃんが
飛び立った後の様子
脱皮してしまった為か少し茶色く見えますが
前日まで薄い緑色だったので
まさか、翌日に蝶になるとは思っていませんでした
サナギは
もっと茶色くなると思っていたのですが
私にとっても、なかなか貴重な体験でした
