僕は生き方を間違えた。
およそ一年前のあの日から
僕の気持ちは変わってない
いや、変われないんだ…
いつもそうだ
周りの急激な変化に
僕の気持ちはついていけない。
何度味わった?
何度目の当たりにした?
分かってた事だった
人の気持ちは変わってしまう…
そのたび僕は追いつかない気持ちを
切り離してきた
なんの躊躇もなく
今回だって同じ
なのになぜ?
切り離れない??
答えは分かってる
愛してしまったから…
幼いころ
僕がつないだ手を振り払って
妹は撥ねられた…
そう目の前でだ
母は僕を責め
僕も自分を責めた
それから人と手をつながなくなった。
僕はどうすれば大人たちが喜ぶか分かっていた
どう言えば親が喜ぶか分かっていた
実際そうやって生きて
手のかからない利口な子供を上手く演じてた
ある日家族で公園に行き
父親がアイスを買ってくれると言った
僕ははしゃいでいた。
さっそく走りだしアイスを人数分注文した
知らなかったんだ…
そのもう少し先にもっと安いアイスが売ってたこと…
父は厳しく僕を怒鳴った
アイス屋のおじさんがビックリするくらいに
僕がはしゃいでいたのがいけなかったんだ
それからはしゃぐのをやめた。
いつしか僕は冷めた子供になっていた
もちろん表面上は利口な子供のままに
思春期がきて彼女ができても
別れるのは全く苦痛じゃなかった
『冷たいね…』
何度言われただろう。
でも仕方ないよ
本当に悲しくなかったんだから。
結婚して子供ができ
愛するということを知った
子供たちは無条件に愛せたんだ
と、思っていた…
離れる時、少しは悲しかったけど
それは時間とともに薄れ
やがて消えてった…
本当に愛していたんだろうか…
いまとなっては、何もわからない。
この年になって初めて他人を
本当に愛した。
でも気づいたんだ…
僕は愛されたことがない
親の愛情
人の愛情
感じた記憶がないんだ
愛される心地よさ
気持ちのいい愛され方
それ知らないんだ…
もちろん愛されていたこともあったかもしれない
ただ受け入れる予備知識がなかった
無意識に怖がっていたのかもしれない
だから愛し方がワカラナイ…
思うように愛してみても
それは自分のエゴの押し付けでしかない
どう愛したらいいのかがワカラナイ
やっと
生まれて初めて愛せたのに…
気が付くと
取り返しのつかない状況になっていた
もう戻れないとこまできていた
なんでこうなったんだろう…
ワカラナイんだ
本当に…
もう一人の自分がこう言った
『わかってたでしょ?』
もう一人の自分はいつも叫んでた
『わかったよ。(・・・・・!!!)』
『大丈夫だよ。(・・・・て!!)』
『いいよいいよ。(・・・けて!!)』
『仕方ないよね。(・・すけて!!)』
(たすけて!!)
もう一人の自分はもう声が枯れてしまったみたいだ
誰にも聞こえなかった叫びは
もう叫ぶことさえできなくなって
やはり誰にも聞こえない。
もはや僕にとってこの世は無意味でしかない
単色で薄暗いノイズだらけの世の中。
あの時なぜ終われなかったのか…
二度も生かされた。
なにか意味があるのか…
ワカラナイ
ワカラナイ…
分かったことがひとつ…
僕は生き方を間違えたんだ。
数時間おきに訪れる半端ない頭痛…
なんじゃこりゃ
あと吐き気
病院じゃ異常ないって言ってたし…
数日後にとかないやろ。
そういや高血圧の薬
あれから飲んでないな
いまさらかなって…
ずっと空腹感ないし
やっぱなんか変だ
あったまいてーな…
なんか
今日はアカン気がする
寝たら治る!!!
目が覚めたら病院でした
また
失敗したのか。
見ず知らずの僕に
色々していただき感謝しています
病院代…
ちゃんとお返しにあがります
無事を連絡したいのですが
すみません
携帯は止まっておりまして…
あらためてお礼に伺いますので。
また逆戻り
この部屋はダメだ…
なにもかもが殺風景で
思い出すことが今はつらい。
今度こそ…
って、なってしまうんだよ。
明日になんかならなきゃいいのに