イケメンとは言われないだろう六角さんのキャラがぴったりの心和む番組です。
キムタクとか福山雅治出演ならこの番組はつまらないものになるでしょうね。
テレビドラマ「相棒」の鑑識に六角さんが出演しなくなって面白さ半減しました。
あの役でも鉄道マニアという設定でした。
豪華列車が次々と出ていますが、私はやはり「飲み鉄本線・・」のような鉄道旅が好みです。
「まわり灯籠の絵のように変わる景色の面白さ」
小学唱歌の歌詞のように窓からの景色を楽しみます。
豪華列車で振るまわれる高級料理を頂くのと、車窓からの景色を眺めることとは両立しません。
「呑み鉄本線・・」のナレーターしてる壇蜜も六角さんのファンを公言されているようです。
「ブラタモリ」のタモリも鉄道マニア,そして岩石の知識とその愛は驚きです‼️
オタク人とかマニア人変人奇人には興味深々です。
私の勤務してた職場はそんな人た達の割合かなりのものだったと思います。
世界一小さなドイツ🇩🇪の鉄道模型メルクリンを走らせるためのジオラマ作りにいそしむ男性、はじめはヨーロッパの風景でしたが、アニメ「千と千尋の神隠し」だったり,同じみの大阪の風景だったりと多種にわたり楽しませてくれます。
社員の駐車場にはジープをはじめ、マイナーな車が🚗並んでいました。
イタリア🇮🇹車「イノチェンティ」に乗っている男性は雨☂️の中を走っていると雨水が入りこむとメーカーにクレームつけたら、「雨の日は乗らないでください」との返答であったとの面白い話が伝わってきます。
彼は聞き分けのよい日本車でなく、その車が愛おしいらしいのです。
日本酒大好きな人は山形の酒「出羽桜」を「桜の葉の香り」と称していました。
単なる酒飲みでなくて、その酒談義の面白さで,私も口にしたい気分にさせられました。
まるで日本酒のソムリエです。
私の旅鉄道マニアの人に旅程表を作ってもらっていました。
彼の愛読書はもちろん時刻表です。
自転車にはまってる人も沢山いて,その1人はイギリス🇬🇧の技術者の立ち上げた小型自転車モルトン🚴♀️を所有しています。
私の好きな黄色です。
可愛くて楽しくなるデザインです。
フリーターになった彼は今、折りたたみの自転車で滋賀県琵琶湖に出かけドローンを楽しんでることです。
クラシック音楽の好きな人もいっぱい。
音楽を聴くためのオーディオを置く台の材料は桜の木
でないとダメ、CDは否定的で、やはり従来のレコード盤でないと微妙な音色は望めないと言っていました。
好みの指揮者も演奏家も私には耳慣れない名ばかりです。
そんな彼等「森進一」「青江三奈」「前川清」とかその他諸々の歌手のファンだという意外性が嬉しかったですね。
音を楽しむのにジャンルは無いそうです。
そのクラシックファンの1人の読んだ本というのがユニークでした。
多分今ではあまり知られてない作家「小栗虫太郎」「海野十三」「夢野久作」です。1928〜1949年あたりに活躍して不思議な世界観を持つ作家です。
私の祖父の書棚にそれらがあって高校生の頃読んだことがありました。
その本の話題など、誰とも通じなかったのですが、彼とその本で盛り上がりました。
マニアで最も面白かったのは蝶🦋好きの2人。
この2人も交えて、休日のある日に大阪の高槻にある菖蒲園に出かけたことがありました。
途中の山中の道で突然前の車が停止したのにす。
何事かと見ると蝶好きの2人、捕虫網を振りかざし、嬉々として蝶を追っているのです。
子供のそんな姿は見かけるけど、いい歳したおじさんのそれは可笑しくて楽しく眺めていました。
1人の人は好きな蝶の住む京都の西の大原野に引っ越したそうです。
もう1人は、野の蝶、山の蝶と珍しい多種の蝶の住む、マレーシアの🇲🇾避暑地「キャメロンハイランド」に旅しました。
私は松本清張が好きなのですが、その中の一冊「熱い絹」がお気に入りです。
その作品に「キャメロンハイランド」が登場するのです。
その地の名産、紅茶や蝶の標本などもミステリーの中でからんできます。
その当時、タカダケンゾウのデザインの蝶の柄のスカート持っていました。
それを「キャメロンハイランド」と名づけて愛用していました。
その人の集めた多くの蝶の標本を見せてもらったのです。カラフルで鮮やかな美しさの自然のアートに魅せられました。
大阪万博で話題になる前にヒマラヤの「青いけし」を教えてくれたのもその人です。
定年退職の前の男性は魚釣りが趣味で、釣りに行く前の夜はワクワクして眠れないと言ってました。
男性は少年に戻れるけど、女性は少女に戻れないのかと思ったりしています。
近所でもマニア2人見つけました。
BMWのバイク🏍に乗っている60代後半の男性で、いつも愛おしそうにバイクの手入れしています。
バイクは「ホンダ」が最高とわかってるいるけど、このバイクの魅力には勝てないとのことです。確かにデザインお洒落ですね。
その前の住人はかなりくたぶれた中古のバイクをオークションで買ったのを解体して、自分で組み直し、乗れるバイクに変身させていたそうです。
楽しくてたまらない表情で語ってくれました。
数台バイクあるけど、乗用車は軽というのが好感持てますね。
理屈っぽくて、すぐ議論をふっかけるめんどくさい面々ばかりですが、でも憎めない人達のいる職場でした。
私よりはるか若い人達ですが、それぞれ定年迎えて、ますます自由人です。
読んで頂きありがとうございました。