最初の手術をして、今日でちょうど5年が経ちました㊗︎ 5年生存率にわずかながらでもプラスに貢献できて嬉しいです!


今年はこれまでの人生でおそらく一番辛く、そして一番挑戦した年だったように思います


最初の手術から4年の間に4回の手術、そして今年2月にまた再発。今度は「場所的に手術が難しく、腫瘍は何箇所かに広がっていて、抗ガン剤も放射線も効く可能性が低い」という言葉に、私の心は失意の底でした


辛く悲しく、出口の見えない暗いトンネルを彷徨ってるような息苦しい日々が続きました。なにもせずただ死を待つなんて絶対いやだ、そんな思いから、自分で色んな情報を集め、自分なりに勉強し、現在の治療に至る中で、病気以外で人間関係に悩まされる事もありました。こんなに頑張ってるのに、何で更に辛い思いをしなくてはいけないのか。くじけそうでした。もう頑張るのをやめようかとよぎったこともありました


でも、いつも応援して支えてくれる家族や友人の存在があり、その力をかりて、前を向けるようになりました


いつも遠くから応援してくれる地元長崎の高校の同級生、10年以上も会ってないのに、励ましのメッセージを何度も送ってくれる米国の友人、私の食事療法でも取り入れられそうなレシピを送ってくれるシンガポールに住む友人、同じようにメッセージ付でレシピのコピーを送ってくれたり、お花やオーガニックの野菜や玄米を届けてくれたり、自家畑で採れたての野菜を届けてくれたり、私が住むエリア近辺にあるオーガニックやベジタリアンのレストランをリサーチしリストにして送ってくれたり、私の為に大そうなお守りを入手してくれたり、アメリカからダンボールいっぱいにオーガニックやスーパーフードを送ってくれたり、遥々私を励ましに遠方から来てくれたり、健康食品を差し入れてくれたり、楽しいイベントに誘ってくれたり、ミュージカルやコンサートに誘ってくれたり、私のブログをいつもみてくれたり、沢山の友人に支えられました。ひとりひとりの励ましや想いが伝わってくる時、パワーがみなぎってきます


ある友人が高額な治療費を心配してくれて、「援助させてほしいと」言ってくれた時、驚きと共に、その想いがあまりにも有り難く、帰宅した後、涙が出てきました。母に伝えると「その友達の為にも絶対に治さないとね」と言われました


つい先日も地元長崎の友人からラインが届き、「いつもブログみてるよ。クマ子のブログを読むと元気になるよ。体調にきをつけて。なんてない内容でごめんね」とありました。すごく嬉しくて、またパワーが出てきました


何度も心が折れそうになったけど、たくさんのサポーターがいて、励まされ、ここまで頑張ってこれたと思います。このブログの存在も大きく、沢山の方にご訪問頂き、温かいコメントや励ましに救われました。本当にありがとうございます


小さな事ですが、今年は色々とチャレンジしました。6月の着物着付け技術コンテストでは敢闘賞を受賞。師範資格の免許も取り、浴衣の着付け講師としてデビュー。外国人含む合計27名に教える機会を頂けました。その功績を認められ、着物の着付け学校から表彰されました。9月からの3ヶ月間は、職業訓練校の「国際コミュニケーション 貿易ビジネス科」を受講し、無事1130日に修了証書を授与できました。在学中、TOEIC940点取得、今月受験した貿易実務検定B級も合格。貿易の検定は、クラスほぼ全員がC級を受ける中、私を含め5名がB級に挑戦。結果、私ともう一人のクラスメート2名のみが合格で、なかなか健闘しました^^ 


5月には素晴らしい先生に出会うことができ、自分が納得し信頼できる治療を受け、高額ではありましたが、途中失業保険も入り、予定されてた期間より長く受給され、全て治療費にあてる事ができ、足りない分は実家の両親が助けてくれました。本当に恵まれた環境にあると思います


私にとっては激動の年でしたが、たくさんの出会いもあり、小さい事だけど達成したこともいくつかあり、とても充実した年となりました。再発してなかったら、こんなに充実した一年は過ごせなかったと思います


2年以上つけている5年日記では、同じ日のページに5段あり、5年分の日記が読めるようになってます。最近気付いたのが、去年の日記の内容が何ともまぁネガティヴというか愚痴とかが目立つんですよね^^; それが文字にも現れてて、なんかふにゃふにゃしてるんです 明らかに今年の方が楽しそうで、字もしっかりしてます


申年だった今年。私にとっては、「病気が去る年」として今年を締めくくり、来年の酉年は「飛ぶ年」とし飛躍ある年にする事を目標に新たな年を迎え、引き続き自分に挑戦し続けていこうと思います。私にとっての挑戦とは、一番は弱い自分に負けず、一歩でも前進することです。毎日が闘いの連続ですが、一年後また振り返った時に、より素晴らしい年になってたと思えるよう悔いがない日々の積み重ねをしていければなと思います


そして、自分がこれまで、たくさんの方に助けてもらった分、今度は自分が少しでも誰かのために力になれるような存在になりたいです


先日、主人の祖母が入院している病院にお見舞いに行きました。ほとんど言葉は発せない状態ですが、意識ははっきりとされていて、こちらが言うことに、表情やジェスチャーで応えてくれます。休憩所に行きたいとのことで、車椅子で移動。看護師さんに15分で結構疲れちゃうのでと言われていたのですが、本人は病室に戻りたくないようで、色んな話をこちらがして、笑ってくれたり、買ってきた花束をじっと見つめたり、30分以上和やかな時間を過ごせました。おばあちゃんは始終涙を浮かべてました。よっぽど嬉しかったのだと思います


私も入院生活を何度か繰り返しているので、どれだけそれが辛く心細く、地の果てに追いやられたような気分にさえなる事も知ってます。誰かが気に留めてくれるという事を知る事は、大きな力となる事も知ってます。おばあちゃんの気持ちが手に取るように感じ取れました


往復6時間かけて、会いに行って良かったです。この日は午前中治療で、治療後は安静にするよう言われていたのですが、移動は確かに疲れたけど、おばあちゃんの笑顔をみれて、少しでもその笑顔の力になれて、逆に私もパワーをもらえたような気持ちがしました


やっぱり、どんな人であれ、人と人は支え合って生きてるのだと改めて感じました